ブログ「日々整体」

耳鳴りの音が突然大きくなる原因

耳鳴りをなんとかしたいと整体に来られている方の話です。


「ずっと音が小さくなってきていてこのままなくなるかも?と思っていたらここ4~5日ほど突然音がおおきくなった。」


ということをおっしゃられました。
いつもはサーという音がなっているそうで、そちらならまだいいのですが、ザーっという雑音のような音が大きくてなってとても不快なのだそうです。


「最近、なにか変わったことをしてませんか?」


と聞いてみたら、


「稲刈りをやったぐらいで他にはなにも。」



と答えられたので、すぐにピンときました。そして、おそらくはと手腕の状態を確認すると予想通りで腕に疲労が残っている状態でした。

腕に強く疲労が残っているとそれだけで耳鳴りがなることがあります。
以前に、トラックの運転手をしているという方に耳鳴りの相談を受けたことがあったのですが、かなり重い荷物を扱うということで、腕の疲労が原因で耳鳴りになっている事がみてとれました。原因はすぐにわかったのですが、仕事をやめるわけにもいきません。どうしたものかと、相談しながらやっているうちにご本人はあきらめてしまいました。

耳鳴りが鳴るような状態の方が腕を疲労すると耳鳴りの音が大きくなったり、いつも違う音がなったりする事があります。ですので、今回のケースだと、腕の疲労をとってあげると、あっさりと音が小さくなりました。整体を終えて、立ち上がった瞬間に音が小さくなったのでご本人はとても驚いておられました。

ただ、腕が疲労すれば耳鳴りが鳴るというわけではありません。腕の疲労だけが引き金となって耳鳴りがなりはじめることはどちらかというと少数ですし、疲労が抜けてしまえばすぐに止まってしまいます。


同じタイミングで、最近急に息苦しくなったといってこられた方がいました。
体をみると同じように腕に強い疲労が残っていましたので、何をしたのか聞いてみると、


「子供の運動会に参加して綱引きをした。」


ということでした。
なにも息が苦しくなるまでがんばらなくてもいいだろうにと笑いながら整体したらすぐにおさまりました。


疲労さえ抜けてしまえば、異常や違和感はすぐになくなります。
しかし、疲労の度合いや体の状態によっては簡単に抜けないケースもあります。当然ですが、もともと体が万全でないような方は、疲労が抜けにくいといえます。腕の疲労といってしまえば、簡単な問題に思うかもしれませんが、腕の疲労が抜けていないことを自覚するのは案外難しいものです。
関連カテゴリー< 動悸、息切れ耳鳴り(耳なり)

パニックと動悸、息切れの違い

パニックや動悸で相談でこられる方の自律神経の状態をみていると気がつくことがあります。
なにかというと、


「お医者さんではパニックと動悸について明確に区別することが難しいのではないか?」


という事です。
実際、ただ動悸がおこっているだけのにパニック症だということで相談にこられる方が非常に多いのです。

確かに、どちらも体に起こっている現象としては心臓の鼓動が早まってしまっているということです。しかし、私などからみると全くの別物といえます。

まず、パニック症というのは不安や恐怖がつきまとうもので、動悸が起こるせいで不安になるのはただの動悸と考えてよいのではないかと思います。ところが、原因がうまくみつけられないときは、ストレスや心の問題ということでパニック症であると判断されてしまう傾向があるようです。

このあたりの定義など私にとってはどうでもよいのですけどね。
以前に、パニック症だということで相談にこられた方を1つ紹介します。車で高速道路を走るときに、渋滞したりトンネルに入ると強い不安のせいで車にのっていられないということでした。そして、この方がこうなってしまう原因は、ポテトチップスなどのジャンクフードばかり食べているせいでした。

私は常に


「体のどこが悪くなっているか?」


という視点を忘れないように注意しています。
そして、さっき紹介した方の原因は、それが毎晩お酒を飲みながら食べていたジャンクフードのせいで胸椎8番が悪くなっていたことでした。ですから、自律神経を整えながら食生活を改善してもらうことで解消することができました。

ちなみに、体質によっては同じような事が原因で胸椎4番が悪くなることもあります。また、日常的にジャンクフードを食べていると必ずパニックや動悸を起こすわけでもありません。この辺りの事を踏まえていないと体の事をきちんと把握する事が難しくなるといえるでしょう。

パニック症だからココが悪いはずだ、動悸がするからココが悪いはずだという決め付けをしてしまうと本当の原因はたどりつくことができないからです。


さて、自律神経と背骨から動悸とパニックをみた場合、動悸がする時は胸椎4番に異常がみつかります。
一方、パニック症である人は胸椎7番か8番に異常がみつかります。だから、それぞれの原因は、胸椎4、7、8番に関わる神経が過敏になっているせいです。しかし、本当の原因は、


「どうしてそこが悪くなったか?」


という事です。
生活習慣だったり、薬のせいだったり、怪我をしたせいだったり、エアコンで体を冷やしているせいだったいりと人によって様々です。










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