疲労の話
2018年09月15日
昨日あたりから頭に違和感を感じていました。
まぁ、頭痛というやつですが、私が頭痛を感じるのは、相当な疲労がたまっているか、疲労のせいで風邪をひいているかのどちらかで、珍しいことです。
この日、こられた方がいっていたんですが、
「仕事でPC使うのですぐに肩が凝って頭が痛くなる。」
なんて具合の説明がありますね。
その親戚に、
「スマホでゲームしてたから・・・。」
なんてのもありますし、姿勢が悪いとか、電磁波がどうとか、まぁ、あげていけばキリがないといっていいぐらい、いい加減な頭痛の説明が溢れています。
「肩がこるというのはどういうことか?」
「目が疲れるというのはどういうことか?」
こういう初歩的なことについて理解しなままわかったつもりで語っている人があまりにも多いのです。
「パソコンを使えば肩が凝って頭が痛くなる。」
確かに、状況の推移をみたらそうなのかもしれませんが、パソコンを使っても肩なんてこらない人だっているわけですよ。例えば、私なんて、パソコンに向かってこういう記事を書くのに何時間も、下手すりゃ数日かかったりしますが、それで肩が凝って頭痛がするということはないわけです。
「肩がこるという人とそうでない人の違いはなんなのか?」
そういうところをもっと掘り下げて考えればいいわけですが、
「筋力の差。」
みたいな、たいした根拠もないのに、なぜかもっともらしく聞こえる説明を疑いもしないまま、ほとんどの人が受け入れてしまっているのですよね。
もし、肩こりの原因がパソコンやスマホだというなら?
電子機器に触れることのない、必要としない山奥にでも、世捨て人として暮らしていくしかなくなってしまうんですけどね。
さて、先にあげた疑問です。
「肩がこるというのはどういうことか?」
「目が疲れるというのはどういうことか?」
今回はこれを掘り下げてみましょう。
仕事でパソコンを使って、肩や目が疲れるということは大半の人にとって胸椎1,2,3番が疲労している状態です。ですから、肩が凝るというのと、目が疲れるというのはまったく同じ状態を表現しているということがいえます。ただの疲れですから普通は一晩眠ればそれでおしまいです。寝ても疲れが抜けないのは、食べ過ぎだったり、飲み過ぎだったりと、生活習慣の問題であることがほとんどで、私からは冷たくあしらわれるような問題ですが、逆にいうと1回体の様子をみるだけで済む場合もありますね。
ほかにも、例外をあげていくと、私が言いたいことがちょっとわかるかもしれません。
目が乾く状態、ドライアイなんていうのがありますが、これは頚椎2番の状態に問題があるとき起こります。ですから、目が乾くというのと目が疲れるというのはまったく違う状態を表現しているといえます。呼吸器の問題ですが、たいていの場合、チョコレートの食べ過ぎですから、間食するのを辞めればそれでことたりますね。
また、キーボードを叩くときに肩の力が抜けていないでいると腕に疲労が溜まってきます。
頚椎6番に問題が起こって目がショボショボしたり、チクチクしたり、目に妙な違和感を感じたりします。これは目がどういういうのではなく、腕に疲労がたまりすぎると目の働きが低下してくるということです。そういう状態なのに、パソコンで仕事をしているので目が疲れて困っていますなんて訳知り顔で私に訴えてきたりします。当然、肩の力も抜けなくなりますから、肩がこっている感じもすることもあるでしょうが、これは肩こりではなく腕の疲労です。
肩や目の疲労なんて一口にいっても掘り下げていればいろんな状態があるわけです。
パソコン使っているから目や肩が疲れますなんていう雑な説明を真に受けるのをやめてもうちょっと掘り下げてかんがえてみることですね。
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