自分のセンスとカンを信じよう
2018年03月13日
「学校給食にステーキを!」
なんていっている人をテレビで見かけました。
どんな人かというと、どっかの市会議員に立候補している方でした。で、その選挙のポスターに、
「学校給食にステーキを!」
と書いてあったわけです。
バラエティ番組だったので、変な人が選挙にでていますみたいな紹介のされ方でした。ただ、なぜこんなキャッチコピーにしたんですかという質問に対して、
「世の中を変えるにはまず子供から変えないと。で、給食にステーキを出せば子供が元気になって世の中が変わると思うんです。」
なんていっていました。
で、これを聞いた私は案外それはありだなぁと思ったわけです。
一見、突拍子もない事をいっているように感じますが、ちゃんと理にかなった事をいっているわけです。その手段として、給食にステーキを出すというのは一考の必要はあると思いますけどね。ただ、テレビで話している感じからすると、
「この人は、ステーキにこだわるような人ではないだろう。」
と、感じられました。
まぁ、実際に会って話したわけじゃありませんから大きな勘違いかもしれませんけどね。
おそらく彼は、
「子供たちをまず元気にしよう!」
と考えてそれを実行しようとしたのではないだろうかと。
ただ、それを彼流の言葉で説明した場合に、
「給食にステーキを!」
ということになってしまったのではないかと思われます。
こういう人は、頭の中にある考えや思いを通訳してくれる人がサポートにつくととんでもない成果をあげたりすることがあるんですけどね。
スポーツで才能を発揮した著名人なんかにはこういう人が多いですね。
巨人軍の長嶋茂雄さんなんかがいい例でしょうか。長嶋さんぐらいになると言葉の意味はよくわからんのだけど、なぜか真意が伝わってしまうなんていう事があったりしますけどね。あと具志堅用高さんなんかも、何をいっているのかわからないので笑いに変わってしまうことが多いのですが、彼の天才的なセンスを凡人が理解するのが難しいせいでそうなってしまうだけというのが本当のところだろうと思います。
で、こういう人たちってそれほどいないように思うかもしれませんが、そこらへんにゴロゴロしていたりします。ただ、気の毒な点があって、こういう人たちはいつも、
「よく考えてから発言しろ。」
なんていう具合に馬鹿にされたり、注意されたりする事が多いのです。
それぐらいだったらいいのですが、そのせいで自分本来の生き方や考え方ができなくなってしまって体を壊してしまっている人が多いのです。
本当は飛び抜けたカンとセンスの持ち主なんですけどね。
そういう才能は、考えている事を言葉にして相手に伝えるのとはまったく方向が逆の性質だったりします。つまり、センスのいい人ほど小馬鹿にされることが多いといっていいでしょう。
なぜ私がこういう事を偉そうに語っているかというと、こういう性質は骨格にでてくるからです。
だから、
「よく考えてからしゃべろとかよく言われるでしょ?」
なんて私がいうと、
「そーなんですー!」
っていう返事が帰ってくるわけです。
こういう人たちの特徴は、初めて会った人でも第一印象でいい人かどうかがわかります。
ただ、それを
「なんでそう思うのだ。」
と質問されたってうまくは説明できませんしする必要もありません。
先に述べた通りそういう事を言語化する才能をもっている人はまったくこんなカンが働きませんからね。で、そういう人はこの人と知り合いになっていれば損か得かみたいな事で人を判断するから、カンを働かせた人に、
「もっと考えて発言しろ」
とかもっともらしくいうわけです。
で、ついでにいうとそれは体にいいとか悪いとかあれこれ能書きやうんちくを語り始めるわけです。
初めてあった人がどんな人か直感的にわかる人はそのカンを大事にしましょう。
うんちくを語っている人がいかにもっともらしいことをいっていてもそんな内容は聞き流しておいて問題ありません。体の調子が狂ったときもその時働いたカンの通りに行動していればたいていはすぐに元気になるはずです。
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