天海祐希の生き方を表現した言葉
2018年03月06日
「老いは股関節から来る!」
と、テレビでいっていたのは、天海祐希です。
最近、気難しい学者の妻を演じた映画が公開されたそうです。そのPRのためのインタビューでこんな事をいっていたのです。さすが、飛び抜けた実力を持つ女優は奥行きのある言葉をさらっというなぁと思いました。ちなみに、私が彼女の存在を認識したのは女王の教室というドラマで、よくもまぁ、こんだけ怖い人を演じられるものだと思ったものです。
ただ、残念ながら彼女は老いというものの捉え方を間違えています。
胸椎11番が変化することが老いというものだからです。股関節は老いに無関係ではありませんが、年をとっても股関節の柔らかい人というのはいくらでもいるのです。そういう人でも長く生きていればちゃんと老いてゆきます。
どうしてこうなるかというと、彼女はどうも
「老いと衰えを混同している。」
というわけです。
多くの人にとっては、
「股関節からはいったい何がやってくるのか?」
と言葉をつなぐとわかりやすいでしょうかね。
実は、股関節の動きが悪くなると、体が衰えはじめます。わかりやすくいうと、内臓の働きが全部落ちると思っておくといいでしょう。
演技にとって股関節の可動範囲というのは非常に重要です。
だから、天海祐希という人の場合、演技ができなくなるということが老いと考えているように思われます。そう捉えれば彼女にとっては間違えていないというか、演技ができなくなったときが天海祐希という女優の人生が終わるときだと。そんな彼女の生き方、考え方を表現した発言なんだろうなぁと、そんな風に私には感じられました。
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