不妊の話いろいろ
2016年09月06日
先日、男性の不妊について書きましたが、実は、男性の不妊は、
「このような体質の人で、こうなっているせいでおこるのだろう。」
という予想していたのですが、まったくそのままの体の状態でした。
男性の不妊の原因は、簡単にいってしまうと、右の骨盤に問題があって副交感神経の働きに問題があるといっていいでしょう。ただ、こんな言い方をすると、
「あぁ、そうか、それじゃリラックスして副交感神経を高めればいいのだ。」
なんてほとんどの人が安易に考えてしまうのですから、とてもやっかいな世の中といえます。
生兵法は怪我の元なんていう言葉がありますが、このような知恵ともいえない、ちょっとした豆知識で崩れた体のバランスをどうにかしようと考えてしまうから多くの人が体を壊してゆくのです。
まぁ、人間の体というのは全員違いますから、すべての人に同じことが起こっているとはいえません。
しかし、1つうまくいったケースがあると、どのような事が原因であっても、たいていは応用がきいてしまいます。どうしてかというと、
「どのような状態になれば子供ができるようになるか?」
というのがわかってしまうからです。
それに照らしあわせて考えれば、何が原因でどうすればよいかなんていうのを見つけ出すのはそれほど難しくはありませんからね。
ただ、女性の場合はちょっと事情が違います。
女性の場合は、体がどうこうというより、体を冷やしていたり、食べ過ぎていたりと生活習慣に問題があることがほとんどです。だから、原因もすぐにわかるし、何に注意すればよいかもすぐわかります。
ところが、
「子供が欲しいというのは口だけで、本心から子供を産みたい。」
と思っている人はかなり少数のようだというのが私の印象です。
だから、ほとんどの人は生活習慣を改めようとはしませんし、一時的に改めてもすぐに元に生活にもどしてして子供を生みにくい体にもどしてしまいます。話していても、
「親族が孫はまだかと、口うるさいので表向きには子供ができるように努力しています。」
という本心がチラチラと見え隠れしたりします。
やっかいなのは、そんな駄目な体の状態でも妊娠してしまうことがあることでしょうか。
私の友人で、
「よくこんな体で子供が産めたね。」
と、ついいってしまった人がいました。
その友人のご主人は、次の子供の出産の時には、産科の医師に
「母子ともに駄目な可能性があるので覚悟しておいてください。」
と言われていました。
幸いなことにその友人は、今では母子ともに元気にすごしていますけどね。子供というのは妊娠さえすればいい、出産さえすればいいというようなものではないというのを忘れないようにして欲しいものです。
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