ストレスのせいにするな!
2015年04月09日
「ストレスのせいにするな!」
と怒鳴りつけたくなるシチュエーションがよくあります。
「不景気のせいで思うような売上が上がらない。」
「職場の上司に嫌らしい人がいる。」
こういう職場のストレスが原因で体の調子が悪いというのです。
「じゃあ、仕事をやめますか?」
と聞くと、辞めないという。
「じゃあ、そうやって体を壊して不平をいっていればストレスはなくなるのですか?」
と聞くと黙ります。
そして、私はつづいて質問します。
「そもそもストレスってなんですか?私が納得できるように説明してください。」
といういうと、やはり説明できません。
せいぜいが、
「嫌な気分になること。」
というぐらいのもので、ストレスがいったいどういものかよく知りもしないのに、ストレスという言葉を便利づかいしています。こんな事をやっていれば体を壊すのは当たり前です。
確かに、ストレスというものは実際に存在します。
それは背骨を見ることで確認できます。そして、ストレスで体を壊すという人は確かに存在しています。しかし、
「ストレスで体がおかしいのです。」
という人で、本当にストレスで体を壊している人など極めて少数です。感覚的には100人いて、1~2人程度でしょうか。
ほとんどは、ストレス解消と称して、お酒を飲み過ぎていたり、油物やお菓子のたぐいを食べ過ぎているだけです。こういうのは、ストレスが原因とはいいません。不摂生で体を壊しているだけのことです。