やっとスタートラインに立てたかも
2019年08月01日
今日、整体にこられた人の体を見ていて、
「やっとスタートラインにたてたかも?」
という感触がありました。
なんだかんだで15年ぐらいこの仕事に関わっているわけですが、15年も経ってもまだはじめの一歩も踏んでいないと思ってしまったわけです。
最近、やたらと頭に浮かぶのは、
「一は全、全は一。」
という言葉です。
なんか奥の深そうな言葉ですし、釈迦とかブッダとか偉い人がいった言葉かなぁと思っていたのですが、鋼の錬金術師という漫画のセリフだったようです。漫画で使われていたので知った言葉ですが、どこかからの引用だろうと思っていました。
それで、スタートラインにたてた感触に浸っていたのですが、足首の調整をしていたら、ボキボキと音がなるし、やたらい痛いということで、
「足首が悪いのですか?」
「足首はいろんなところへつながっているのですね。」
なんて言うので、それは違うと、
「体というのはすべて揃って一つのものです。」
「少なくとも繋がっているという表現をしているうちは体のことがわかってないよ。」
なんて答えました。
聞かされた方は、煙にまかれたことに気がついていなかったとは思いますけどね。
私が人間の体をどのように捉えているかを、言葉で説明するのはなかなか難しかったりします。
人間っていうのは1つの銀河というように捉えるのが正解に近いと思うのです。ただ、宇宙規模で物事を考えるというのはなかなか難しい作業なので、
「地球というのは1つの生き物。」
だと考えるのがいいのではないかと考えています。
地球が生き物だとして、大陸のヨコチョにある小さな島の端っこに桜島という山があります。
その山が噴火するのは、地球にとっては異常でしょうか?地表近くで火山活動が起こって、灰がでてきたり、圧力が高まった時には噴火したりするわけです。それで、
「灰が洗濯物とか車に付着して汚れるから。」
というような理由で、火口を塞いでしまおうなんていう考えをもつ人がいるでしょうか?
大量のコンクリートでも流し込んで火口を塞いでしまうなんてこともできそうな気もしますけどね。でも、そんな事をすると圧力が上がりすぎて大爆発だったり、地震なんかがおこるのじゃないでしょうか?別に、地層とか断層とかそういうことに詳しいわけじゃありませんが、塞いだらたぶん具合が悪いだろうとことは間違いないと思えるわけです。
これを、人間の体にもどして考えれば、手の隅っこに小さな吹き出物がでたぐらいのことではないかと思います。不思議なもので、人の体だと表面にクリームやら薬を塗って塞いでしまうことに違和感がでてこないのです。そういう事をしたときに体の内部で何が起こるのか?噴火を止めるのは具合が悪いけど、吹き出物なら止めてもいいと思ってしまうのですから困ったものです。
赤道に近い南の方で海の温度が高まれば台風が発生します。
その台風が発生しないように海水温を調整したらどうなるか?おそらく地球上のほとんどの生き物が生きていけないようになると思いますけどね。
人間の場合、肺や腎臓に疲れがでると風邪をひきます。
風邪というのは地球にとっての台風みたいなものです。風邪をひかないように体の機能をいじくり倒すっていうのは海の温度を調整しようとする行為なわけです。台風は通過したあとに大気圧が安定しますからカラリと晴れて夏がやってくるのですけどね。人間の体だったら台風を強引にとめたらどうなるか?いろいろ具合の悪いことがおこっているのですけどね。
「台風が起こらないようにする」
というのは割と簡単で環境を破壊すればいいのです。
地球に優しくすることに熱心な人は多いのですけど、自分の体には厳しい人が多いのはどういうことかと、スタートラインでそんな事を思うわけです。
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