ブログ「日々整体」

うつの仕組み その1

「ぼくはうつですか?」


と、笑顔で私に質問してきた人がいます。
確か、北陸からわざわざやってきてた人でしたが、それで私にこんな質問をしてきたので、


「こいつはアホだ。」


と思いました。
基本的には、こういう人は相手にしないようにしています。自分の事をうつだと称する人を、大まかに分類すると、


1.優しくして欲しいので病気のふりをしている 30%
2.仕事をしたくないので病気になりたい 30%
3.専門家にうつだと言われたので自分がうつだと思いこんでいる 35%
4.その他 4%
5.ほんとうにうつの人 1%


という程度でしょうか。
ちなみに、この時やってきた人は明らかに2にカテゴライズされる人でした。ところが、世間じゃ自律神経のバランスが悪いことをうつと言うと考えている人もいたりするので、このあたりのカテゴライズとか判断は無茶苦茶ですね。


こうなってしまうのは、専門家の判断があてにならないからですかね。
大半の人は、なにかの機会に専門家に、


「うつの傾向がありますね。」


とか言われて、その気になって本当にそういう風に変わっていってしまうわけです。このセリフ、仕事が辛い、人間関係が辛いとか感じている人にとっては非常に安心する言葉のようです。


「自分は病気だから辛いのだ、適切な治療を受ければ仕事や人間関係の悩みがキレイに解決するに違いない!」


なんて感じられるようです。
ただ、自分をしっかり保っている人は、こんな判断は納得いかないと私のところへ相談にくるようです。前にも紹介しましたが、


「あんたはうつになっているから薬を飲んで様子をみなさい。」


と言われたけど、どうも納得できないと私のところに相談にきた人がいました。その方は、その2週間ほど前に父親が亡くなられていただけでしたね。

父親が亡くなれればショックを受けるのはあたりまえといえます。
そりゃ、ひどい父親で亡くなって清々するなんていうこともたまにはあるかもしれませんけどね。普通は悲しいわけですから、気持ちが落ち込み気味になったり、ふさぎ込みがちになってもまったく不思議ではありません。


まずはなんでもかんでもストレスのせいにするのは辞めることですね。
仕事のプレッシャーがきついのでそれを薬でごまかしていればどうなるか?人間関係が辛いというのでそれを薬でごまかしていればどうなるか?失恋したショックを薬でごましていればどうなるか?

病気になるのは当たり前ですね。
立ち直ったり、気持ちの切り替えをするのには時間がかかったり、他人の助けが必要だったりすることもありますけどね。でも、そういうのは自分の力で立ち直らなきゃいけないんですよ。



大前提として、こういう当たり前の事を踏まえておかないとおかしなことになっていくというのはまず抑えておくべきでしょう。
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自分のセンスとカンを信じよう

「学校給食にステーキを!」


なんていっている人をテレビで見かけました。
どんな人かというと、どっかの市会議員に立候補している方でした。で、その選挙のポスターに、


「学校給食にステーキを!」


と書いてあったわけです。
バラエティ番組だったので、変な人が選挙にでていますみたいな紹介のされ方でした。ただ、なぜこんなキャッチコピーにしたんですかという質問に対して、


「世の中を変えるにはまず子供から変えないと。で、給食にステーキを出せば子供が元気になって世の中が変わると思うんです。」


なんていっていました。


で、これを聞いた私は案外それはありだなぁと思ったわけです。
一見、突拍子もない事をいっているように感じますが、ちゃんと理にかなった事をいっているわけです。その手段として、給食にステーキを出すというのは一考の必要はあると思いますけどね。ただ、テレビで話している感じからすると、


「この人は、ステーキにこだわるような人ではないだろう。」


と、感じられました。
まぁ、実際に会って話したわけじゃありませんから大きな勘違いかもしれませんけどね。
おそらく彼は、


「子供たちをまず元気にしよう!」


と考えてそれを実行しようとしたのではないだろうかと。
ただ、それを彼流の言葉で説明した場合に、


「給食にステーキを!」


ということになってしまったのではないかと思われます。
こういう人は、頭の中にある考えや思いを通訳してくれる人がサポートにつくととんでもない成果をあげたりすることがあるんですけどね。


スポーツで才能を発揮した著名人なんかにはこういう人が多いですね。
巨人軍の長嶋茂雄さんなんかがいい例でしょうか。長嶋さんぐらいになると言葉の意味はよくわからんのだけど、なぜか真意が伝わってしまうなんていう事があったりしますけどね。あと具志堅用高さんなんかも、何をいっているのかわからないので笑いに変わってしまうことが多いのですが、彼の天才的なセンスを凡人が理解するのが難しいせいでそうなってしまうだけというのが本当のところだろうと思います。


で、こういう人たちってそれほどいないように思うかもしれませんが、そこらへんにゴロゴロしていたりします。ただ、気の毒な点があって、こういう人たちはいつも、


「よく考えてから発言しろ。」


なんていう具合に馬鹿にされたり、注意されたりする事が多いのです。
それぐらいだったらいいのですが、そのせいで自分本来の生き方や考え方ができなくなってしまって体を壊してしまっている人が多いのです。


本当は飛び抜けたカンとセンスの持ち主なんですけどね。
そういう才能は、考えている事を言葉にして相手に伝えるのとはまったく方向が逆の性質だったりします。つまり、センスのいい人ほど小馬鹿にされることが多いといっていいでしょう。


なぜ私がこういう事を偉そうに語っているかというと、こういう性質は骨格にでてくるからです。
だから、


「よく考えてからしゃべろとかよく言われるでしょ?」


なんて私がいうと、


「そーなんですー!」


っていう返事が帰ってくるわけです。

こういう人たちの特徴は、初めて会った人でも第一印象でいい人かどうかがわかります。
ただ、それを


「なんでそう思うのだ。」


と質問されたってうまくは説明できませんしする必要もありません。
先に述べた通りそういう事を言語化する才能をもっている人はまったくこんなカンが働きませんからね。で、そういう人はこの人と知り合いになっていれば損か得かみたいな事で人を判断するから、カンを働かせた人に、


「もっと考えて発言しろ」


とかもっともらしくいうわけです。
で、ついでにいうとそれは体にいいとか悪いとかあれこれ能書きやうんちくを語り始めるわけです。

初めてあった人がどんな人か直感的にわかる人はそのカンを大事にしましょう。
うんちくを語っている人がいかにもっともらしいことをいっていてもそんな内容は聞き流しておいて問題ありません。体の調子が狂ったときもその時働いたカンの通りに行動していればたいていはすぐに元気になるはずです。
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天海祐希の生き方を表現した言葉

「老いは股関節から来る!」


と、テレビでいっていたのは、天海祐希です。
最近、気難しい学者の妻を演じた映画が公開されたそうです。そのPRのためのインタビューでこんな事をいっていたのです。さすが、飛び抜けた実力を持つ女優は奥行きのある言葉をさらっというなぁと思いました。ちなみに、私が彼女の存在を認識したのは女王の教室というドラマで、よくもまぁ、こんだけ怖い人を演じられるものだと思ったものです。


ただ、残念ながら彼女は老いというものの捉え方を間違えています。
胸椎11番が変化することが老いというものだからです。股関節は老いに無関係ではありませんが、年をとっても股関節の柔らかい人というのはいくらでもいるのです。そういう人でも長く生きていればちゃんと老いてゆきます。


どうしてこうなるかというと、彼女はどうも


「老いと衰えを混同している。」


というわけです。

多くの人にとっては、


「股関節からはいったい何がやってくるのか?」


と言葉をつなぐとわかりやすいでしょうかね。
実は、股関節の動きが悪くなると、体が衰えはじめます。わかりやすくいうと、内臓の働きが全部落ちると思っておくといいでしょう。


演技にとって股関節の可動範囲というのは非常に重要です。
だから、天海祐希という人の場合、演技ができなくなるということが老いと考えているように思われます。そう捉えれば彼女にとっては間違えていないというか、演技ができなくなったときが天海祐希という女優の人生が終わるときだと。そんな彼女の生き方、考え方を表現した発言なんだろうなぁと、そんな風に私には感じられました。
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まったく意味のない内容です

生物の進化についての考え方というとダーウィンの進化論しかしらない人が多いようです。
進化についての現在の考え方はダーウィンの進化論ではうまく説明できなくなっていると学者たちは考えているようです。ただ、テレビなんかをみていると未だに、


「生物はゆっくり少しづつ進化してきた。」


なんて説明されていたりするわけです。
まぁ、これは戦前頃と今の日本人の変化をみていると直感的にわかる人もいるのじゃないですかね。わずか数世代で同じ国の人間とは思えないぐらい変化していたりします。野生の動物なんかでも2~3世代で変化がでているものが観察されていたりもします。


私は恐竜の化石の展示なんかにいくのが好きです。
すると、今、考えられている恐竜の姿は私が子供の頃にみた図鑑の恐竜とは姿がまったく違ったりします。子供の頃は恐竜に羽毛をもっていたなんて考えはまったくありませんでしたね。

恐竜については、ティラノサウルスなんかはいったん走れなかったとか言われだしていましたね。
骨格から運動能力を考えるととても肉食恐竜とは思えないような能力しかないという結果がでたようです。で、ティラノサウルスは死体ばかり食べるスカベンジャーだったとか言われている時期がありました。

他で言うと、マスター・キートンというマンガの主人公は考古学者なのですが、学校の教科書をみて、


「石器時代の教科書ですね。」


といっていました。
4大文明があった時期にはほかに少なくとも10ぐらいの文明が見つかっているのだとか。普通に生活をしていると、学校で習った事に疑問を持つ機会というのはあまりなかったりします。ただ、学校の教科書だと省略されていたり、いまでももうかなり考え方が変わっているということがかなり多いわけです。


で、ここまで書いて気がついたわけです。
書き始めてみたら、これは


「俺はこんな事を知っているんだ!」


と自画自賛したいという気持ちがでてきて書いてしまっただけのものだということに。普段なら、消してしまって要点だけ残すのですが、まぁ、たまには残したっていいだろうとそういう気になったのです。


で、本当は進化にからんでちょっとまとめてみたいテーマがあったんですが、大きくそれたのでそれはまた別の機会にしておきましょう。
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