潰瘍性大腸炎の話
2016年06月10日
潰瘍性大腸炎であるということで整体にこられ方が一区切りをつけることができました。
車で2~3時間はかかるずいぶんと遠方から2年近く通っておられました。症状がすべて治まったわけではありませんが、この状態なら大丈夫だと自分で思えるようなところまで体がかわった事を実感できたようです。
潰瘍性大腸炎は難病指定されている病気で、原因がはっきりしていません。
ですから、体がどのような状態になったときに症状が重くなって、どんなときに軽くなるか?では、どのようなことに注意して、どうすればよい状態を保つことができるのか?ということについて徹底的に話し合いながら取り組んでいました。
先日、一区切りしましょうかという話になったのですが、
「今回が通算98回目でした。」
といっていました。
潰瘍性大腸炎の方の整体については、どうすればいいかはわかっているつもりでしたが経験が不足していたので今ならもうちょっと減らせるようになっているかもしれません。
実は、最初にこられたときは、ずいぶん駄目だなぁと思える体になっていました。
また、遠方からこられているとうこともあり、当初は途中で音を上げてしまうだろうと、かなり失礼な事を考えてしまってもいましたた。それが健康になるんだという強い気持ちをもって98回も通ってこられたのですから整体がどうこういうより本人の粘りが改善の一番の要因といえるでしょう。
さて、潰瘍性大腸炎ですが、免疫が過剰に働いて大腸の粘膜に潰瘍ができる病気といわれています。ただ、なぜそのような事がおこるのかはっきりとした原因がわからないため難病指定になっています。
自律神経の状態をみるとまったくその通りで、副交感神経の働きが悪くなっていました。
整体の調整のポイントは、右の骨盤と腰椎5番になります。腰椎5番は近年、免疫の働きに重要な関わりがあるという発表がされ新聞記事になっていたのをご存知の方もいるかもしれません。
免疫に関わるという病気というとたいてい腰椎5番に問題がるといえるようです。
リウマチ、膠原病など他の難病していされている病気も同様に腰椎5番がやはり整体する上での重要なポイントになります。腰椎5番が免疫に深く関わっているというのもこういうところからも推察できるといえそうです。