ブログ「日々整体」

体を部品で考えない

先日、

「肩や首がこるのでなんとかならないか?」

という相談にこられてきました。
体の状態を一目見て単なるお酒の飲みすぎでした。こういったことを指摘すると大半の人が、

「1日1杯しか飲んでいない。」
「晩酌程度しか飲んでいない。」

などと言い出すので、ひきうけずにお帰りいただくこともあるぐらいです。

こういう相談は、

「上手な人にもんでもらえれば楽になるのではないか?」

そう考えている人が多いのですが、残念ながらそんなことはありません。

肩こりや首のつまりの原因は大半は、ご自身の不摂生です。ですから、1週間お酒をひかえればそれですむような方も少なくないのが実際です。

ただ、今回こられた方は、ちょっと違っており、もっと深刻な状態でした。

首の状態を確認すると、耳がおかしいのでそのことを指摘すると、

「最近、中耳炎をずっとくりかえしている。」

ということでした。

首の状態をみて、耳がおかしいことがわかるのは不思議に感じるかもしれませんが、中耳炎を繰り返してしまうとうのは、首に問題があるからです。ところが、本人はそのことをわかっていませんでした。おそらく多くの方もそうでしょう。

耳がおかしいから耳の専門化へ相談

では、ダメなのです。

この方の場合、首に問題があって、そのせいで中耳炎を繰り返しているのですが、その首の問題が肩こりや、首のつまりの原因でもあるのです。

ですから、こんな状態を改善しようと重うと首の調整をしてあげなくてはいけません。人間の体は全体でとらえなければいけません。部品でとらえてはいけないのです。ただ、この方の場合、お酒の飲み過ぎが原因で交感神経の働きがとても鈍っていることが原因だと思われました。ですから、まず最初にお酒をやめろ、というのは別にかわりませんけどね。

息苦しいときの整体

最近、周囲に息がくるしいと訴えている人が私の周囲に3人ぐらいいました
検査をしても原因がわからず、精密検査をおこなったり、わざわざ遠方まで治療を受けにいったりしているとのことですが、原因は簡単です。

汗をかかないことです。
もともと汗をかく働きが弱い人がエアコンのつけすぎで体を冷やしてしまうと、そんな状態になります。これは実際に体をみないで、話をきくだけである程度どうなっているかは想像できます。肺やのどなどに異常があるわけでなく、呼吸するという運動がうまく働かなくなっているので検査をしたって異常はみつかりません。典型的な自律神経のバランスが乱れている状態といっていいでしょう。

こんな方は、体がだるい、重い、尿がおおかったり近かったり、あるいは逆にとても遠い、というような事が合わせておこっているはずです。汗がうまくでていないことが原因だと考えればこういうことは容易に想像がつきます。

背骨でいうと異常があるのは、5、7、10番です。
こうったところを整体してあげるのと、足湯をして汗をかくようにしてあげれば、容易に解決するはずです。

整体をすると熱がでてきた

「整体をしたら熱がでてきた。」

そんな話は聞いたことがあるかもしれません。
多くの場合、整体師に問題があると考えてしまわれているようです。でも、実は逆です。整体師の技術力が高かったのでそういうことが起こったというのが本当です。

どういうことかというと、

風邪をひく

というのがどういう状態か?
というと、

・熱が出た
・喉が痛い
・鼻水がでる
・体がだるい

そういった状態になることこを風邪をひいたと多くの人が考えていることでしょう。しかし、本当はそうではありません。風邪をひいた状態というのは、背骨をみることで確認することができます。

具体的には、胸椎の3,4,5番を確認することで、風邪をひいているかどうかを判断することができます。

ところが、最近はこれらの骨に問題があるのに、

「熱もでなければ、のども痛くなっていない。」

そんな状態の方がおおくみられます。
どういうことかというと、風邪をひいているのに熱をだす体の働きがうまく働いていないのです。ですから、これらの異常を正せば熱がでてくるのは当たり前なのです。

ひとつ事例を紹介しておきましょう。

やたらと体と頭が重くて、めまいがする。

そういう方が相談にこられました。体の状態を確認をすると、明らかに風邪をひいている状態です。いざ整体をはじめようとすると、気分が悪いのでトレイを貸してほしいと言われたのですが、胃の中のものをもどしてしまうような状態です。背骨の状態から判断するに、のどに痛みを感じているはずなのに、違和感がないとのことでした。当然、熱もありません。、ですから、

「整体すると、熱がでてきますよ。そして、熱出したら体がすっきりしますよ。」

という説明をさせていただき整体おこないました。
後日、確認すると、私の説明させてもらったとおり熱がでてきて、熱がさがった後、体がすっきりとしてきたそうです。

風邪をひいても体が弱っていると熱もでないのです。そのよい事例といっていいでしょう。

やたらと体がだるくなりやすい時期

春から夏にかわろうとするときに、体に起こりやすいのは、

・体が重い、だるい。
・睡眠時間が足りているのにずっと眠い。
・食欲が止まらなくて食べ過ぎてしまう。
・体がむくむ
・急に腰が痛くなる

というようなことです。

こうなってしまう原因は、左側の骨盤が開きすぎてしまうからです。
上記のような様々な体の問題を1つの原因にまとめてしまう事に無理を感じるかもしれません。しかし、ほんとうに左側の骨盤が開くだけで体には様々な問題が起こってくるのです。理由は、左側の骨盤がひらいてしまうと、交感神経の働きが悪くなってしまうからです。

今回紹介する事例は、交感神経の働きがにぶいせいで、

・体がひどくむくんでしまっている。
・体がだるく、重い。

ということで困って相談にこられました。
体の状態を確認すると、さらに眠りが浅く、十分な睡眠がとれてない。体を冷やしてしまって汗をかけない状態になっているということがわかりました。

そこで、整体の方針としは、

・左の骨盤をしめて、交感神経の働きを高める
・不眠の解消
・冷えの解消

として、整体をしてゆくと、1ヶ月程度の体調がかわってきました。
具体的な成果としては、数時間しか眠れなかったのが睡眠時間が長くなってきた。むくみがとれて体が軽くなってきた。などです。

交感神経の働きがわるくなったときに体はどうなるのか?

そして、

1年を通じてどういう時期に交感神経の働きが悪くなりやすいのか?

ということを理解しておくだけでも、体調の整え方はずいぶんかわってくるものです。
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