ブログ「日々整体」

鼻をすするという運動

寒くなると鼻をすする人がいます。
ちょっと難しい言い方になりますが、鼻をすするのは自律運動です。自律運動というのは、本能の欲求から起こる運動です。ほかでいうと、まばたきをする、あくびをする、というのと全く同じで、必要があるから行うものだと考えてもらうとよいでしょう。

鼻をするのは、鼻水が垂れるからではないか?
と考えるかもしれませんが、それはよだれが垂れてきたから吸うようなものなので、似ているものですがちょっと違います。鼻をすすりたいという体の欲求が起こるときは、鼻水がたれてきやすいので区別がちょっとむずかしいかもしれません。

鼻をすするのはその必要があって行うものだと考えるといくつかの気付きがあります。
鼻をすするのは背筋に弛緩があるときです。どうやら、鼻をすすることで、弛緩した部分を緊張させているようです。

試しに鼻をすすってみてください。その時に、背筋に意識をむけていると、背筋が緊張するのがわかることでしょう。

ここでいう背筋とは、脊柱起立筋のことです。
背骨にそってまっすぐ伸びている筋肉です。この筋肉は、適度な緊張感をもっているのがよい状態です。ところが、気温が下がったりして体が冷えると、この筋肉が弛緩してくることがあります。弛緩すると、背中が曲がって肩の力が抜けなくなってきますね。それでは具合が悪いので、鼻をすすることで背筋を伸ばしているということではないかと思えます。

なぜ、そう考えるかというと、整体している時に背筋の弛緩のある部分に指を触れると、反射的に鼻をすするからです。

自律神経でいうと交感神経の働きに関わりが深い筋肉です。
脊柱起立筋は緊張が強くなりすぎると、頭の緊張が抜けなくなって眠れなくなってしまいます。人によっては食欲が落ちたり、胸が苦しくなったりするかもしれません。ただ、先ほども述べた通り適度な緊張感があることが大切な筋肉です。どうも人は、その緊張をたもつために鼻をすすっているようです。
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アレルギーの話

先週、ずっと鼻水が止まらない状態でひどいことになっていたのです。
その前の周に熱をだして体の調子がよかったのに、

「また風邪か、変だなぁ。」

と思ってたいのです。
しかし、自宅だと平気だということでちょっとおかしいなぁと。で、今日になって原因にきがつきました。寒くなってきたのでセラミックヒーターを使っていたのですが、どうもそれが原因でアレルギー反応をしていたようです。

今朝も肌寒いということでヒーターで体を温めていたら鼻水が止まらなくなったのです。で、止めたら止まりました。おそらくヒーター部分にカビが生えたか、ホコリが付着しておかしなことになっていたのでしょう。

体についての事を過信していると、こういうこともありますね。
なにかしらが原因で、アレルギー反応を起こすことことがあるわけです。アレルギー反応は体をみればすぐにわかると思っていたのですが、自分の体だと確認がむずかしいので気がつくことができませんでした。

「ちゃんと検証するためには、分解清掃して実験せねばなるまい。」

そう決意を固めるのでした。

どうしてもほとんどの人がアレルギー反応をしないようにすればよいと考えがちです。
しかし、鼻水がでるということは体の正常な反応です。過敏になりすぎると花粉症といわれたりしますが、体を守るための反応ですので、それをとめるというのは得策ではありません。有害なものが体の中にはいってもそれを体外に出そうという働きがなくなるわけですから。この辺りの事をふまえて体を整えるのが花粉症の整体のポイントといえます、



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花粉症の整体事例

花粉症の整体事例です。
花粉症は花粉のせいだと考えられていますが、花粉が原因ではありません。花粉が原因であれば、日本人全員が花粉で悩んでいるはずです。ところが、実際は多くの人が困ってはいますが、全員ではありません。これはいったいどういうことか?考えてみるといいでしょう。

答えは、

「花粉に反応してしまう体の状態ある。」

ということです。

花粉症の原因は頸椎、首に問題があります。
ですから整体では、首の調整をおこないます。1~数回の整体で済むことが多く、若い人ほど解消することが早い傾向があります。子供などは1回で済んでしまうこともすくなくありません。

また、首に問題がでる原因は、たいてい体の冷えか食べ過ぎです。そのため、花粉症でお悩みの方は、ちゃんと改質改善をしなければ花粉症は再発します。


今回の事例は、花粉症の他に股関節の違和感と痛み、胃の調子が悪いといった問題を抱えていた方のものです。

胃の調子が悪いというのは背中をみるとすぐにわかります。
ただ、胃の調子が悪いということが花粉症やそのほかの不調に関係があるとは考えないようです。しかし、この方のように食べすぎで胃がもたれている状態を放置したままで、花粉症をなんとかするのは無理であるということを説明し、食生活の改善を指導いたしました。

また、この方の場合、足首と股関節に問題がありました。足の親指ににも外反母趾があります。これは体の重心に問題があるということですので同時に整体でバランスをかえてゆきます。実は、こちらのほうが花粉症より深刻でした。

花粉症の整体なのに、胃の調子や体の重心を整える。
このことに違和感を感じるかもしれません。しかし、体を部分的にとらえて鼻だけどうにかしよう。そんな事をやっていると、体は少しもかわってきません。体は全体で考える事がとても大切です。

この方の場合、こういった考えで体質改善をおこなっていき、1ヶ月程度で花粉症や胃の調子は改善し、体の調子がよくなってきました。股関節の違和感がかなり深刻だったので、その後も整体をつづけていますが、外反母趾の痛みもわやらいできたとのことです。

花粉症の整体は鼻だけの整体にとどまらないというよい事例だと思います。
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花粉症の整体

花粉症というのは花粉が原因ではありません。
先日、テレビをみていると、花粉症を防ぐマスクを開発しているのをみかけました。
花粉症は花粉が原因、そういう考えが一般的ですが、本当にそうでしょうか?

整体にこられる方でも、

「私は稲花粉の花粉症なんです。」

だから秋につらいなんていう方がおられますが、これはちょっとおかしいとは思わないでしょうか?

花粉が原因で花粉症になるなら、花粉がとぶ時期は全員が花粉症に苦しまなければ理屈にあいません。ところが、現実はそうではありません。花粉が飛んでいても、花粉症にならない人がいます。

これはいたいどういうことか?

この部分に突っ込んで考える人がいないのはどうしてでしょうか。体質で仕方ない、そうかんがえてしまっているのかもしれませんが、

「今年から花粉症になりました。」

そんな事をいう人もいます。

ここまでくるとわかる人もいるかもしれませんね。

花粉症というのは花粉が原因ではありません。
原因は自律神経の異常です。鼻や目の神経が過敏な状態の場合、花粉がとんでくると、その花粉に過敏に反応してしまう。これが花粉症のメカニズムです。

花粉症が自律神経の問題ですから、その原因を取り除いてやれば花粉症で苦しむ事はありません。

さて、目や鼻の自律神経を整えるには首の調整を行います。
ポイントは頸椎の2番と3番です。花粉症の方は頸椎の2,3番のきわにつよい緊張がありますのでそれをとってやるだけです。子供なんかは、もともと弾力がありますので、たいてい1回で済んでしまいます。成人でも1~5回程度の調整ですむことがほとんどで、とても簡単なものです。

ただ、残念なことは花粉症が首の調整でなくなるよくなるということに納得できない方がおおいということでしょうか?
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