ブログ「日々整体」

余命より安心感?整体師が見た医療の誤り

整体師である私には全く理解できない考えなのですが、

「損をするぐらいなら不健康な方がよい。」

という人が一定の割合で存在しています。
もちろん必要以上にお金をかける必要はありませんが、

「生きてさえいればそれでよい。」

と考えている人の考えは私には全く理解できません。
私からすると、生(人生と言い換えてもいいかもしれません。)は可能な限り充実させて死ぬときに、

「いい人生だったな。」

とふり返ることができるような生き方と死に方をしたいと考えています。これまで整体師として、一番驚いた方は、私に対して、

「もうすぐ死んでしまうのでしょうか?」

と質問してきた方です。

これは整体師としての特技だと思いますが、余命がある程度はわかることがあります。当然ですが、医療における検査で問題がなかったとしても、人間という生物として生きる力が残っていない人はそれが体になんらかの形で表にでてくるものです。そういうこともあって、

「すぐさま死ぬような気配はないですから、もうちょっと活力ある、元気な生活ができるように工夫をしてみるといいですよ。」

とよくアドバイスをしています。
人間は、何かに打ち込んでいるときに幸福を感じますから、一生懸命になれるものの探し方も助言をしたりもします。

それで、もうすぐ死んでしまうのですかと質問してきた人にもそのようなアドバイスをしたのです。
すると、その方は、

「よかった!」

と満面の笑みを浮かべていました。
ただ、自律神経の状態はお世辞にもいいとはいえないですから、具体的にどのようにすればよいかの話をつづけようとしたら、

「生きてさえいればいいんです。」

と笑みを続けているので、それで話が終わってしまいました。

随分と前の話ですが、今でもこの人は何を考えていたのだろうなと振り返ることがあります。
もしかしたら、私のように考えられるようになるためにはある一定レベル以上の元気さが必要で、そのレベルにまで達していなかったのかもしれません。それとも、死なない程度に不健康であることがその人にとって最も幸福な状態であることもあるのかもしれません。

生き方はそれぞれですから、その考えは尊重したいと思いますが、もったいない生き方だと思ってしまいます。
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