ブログ「日々整体」

5月病の話

5月病というと、新入社員や新入生がかかるものと考えていないでしょうか。
4月に新しい環境になっていたのが慣れてくる時期で、緊張感がなくなり意欲がなくなるというような認識でしょう。しかし、私に言わせるとこれは大きな勘違いで、ゴールデンウィークの前後には毎年体には特有の変化がみられます。

一言で言うなら、軽い風邪のような状態になります。
リンパの活動が活発になるのですけど、風邪を引いているだから体が重くなるのは当然の事です。ゴールデンウィークを利用して旅行にいってしまうと吹き飛ぶ程度のようだというのが実際のようです。もしかしたら気持ちが高ぶっているから熱まででるような人がすくないだけかもしれませんね。

ただ、リンパが活発になるという事は頸椎6番に力が集まるという事で、その結果、めまい、動悸、頭痛などの症状を訴える人が増える時期でもあります。今年は4月末あたりから、『急に辛くなった』と駆け込んでこられる方が何人もいましたね。もちろん頸椎6番に十分な弾力があるような人だと、ちょっと温かくなってきて頭がぼーっとしやすいという程度でとどまるはずです。

さらに、補足をしておきます。

今年はゴールデンウィークが明けてから妙に肌寒いと感じる日がつづいています。
これが今後どう影響してくるのか?なかなか判断に迷うところです。五月病は気温が上がってくる事に対する体の準備ではないかと考えています。リンパの流れを掃除して汗をかきやすい体に変化するためですね。だから、このタイミングでは気温があがってきてくれた方がその掃除がスムーズにすむであろうと思われます。ところが、気温が上がらず掃除が不十分なままで梅雨に突入したりすると発汗がうまくいかずに調子を落としてしまう人がでてくるかもしれません。そうなると秋になって涼しくなるまで、ずっと、

「調子が悪い。」

なんて言い続ける事になるかも知れません。
そして、そのまま冬突入となると来年のゴールデンウィークで気温が上がるまですっきりしないなんて事になるかもしれません。だから、もし今月調子が悪いと感じるようでしたら積極的に汗をかくように工夫をしておくとよいでしょう。私がすすめるのは銭湯だったり足湯だったりでしょうか、運動しても汗ををかきにくいから手っ取り早いと思います。

頸椎6番ですが内臓でいうと腎臓に、体の働きでいうと代謝に深く関わっていると考えるとよいでしょう。
代謝というのは生きるという事と同意なので頸椎6番に不調があると何が起こっても不思議はないと思ってもらって問題はありません。多くの人が勘違いしているのは、頸椎6番の働きが鈍ると寿命が延びるという点でしょう。寿命が延びるのは良いことだと思うかも知れませんが、毎日走り回って活動している人と、寝たきりで暮らしている人とどちらの方が寿命が延びるかというと後者になります。理由は、必要な栄養を摂取してずっと安静していたら心臓が止まるタイミングなんてなくなってしまいますからね。だから、元気な暮らしを望むか、寿命が長い事を望むかはよく考えた方がいいでしょう。

余談ですが、医療で不治だと言われる難病の大半は頸椎6番の深刻な問題であることが多いです。
つまり難病っていうのはうまく生きる事ができない、うまく代謝が行えていないと考えるとわかりやすいのじゃないでしょうか。心臓を長く動かす事と元気に活動する事は、実は相反するのです。
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