ブログ「日々整体」

運動の目的とは?そこからはじめましょう!

「歩くという動作を突き詰めると、体の問題を解決する事できるな。」


体を動かしているといろいろアイデアが浮かんでくるものです。
木刀の素振りをやっている時に、よい方法を思いつきました。実は、昨年あたりから、なにか考えなきゃいけないなとは思っていたのです。しかし、結局、日々の仕事に追われてそれをやっていなかったことに気が付かされます。やはり、たまにじっくりと休まなきゃ駄目ですね。これからは1~3年に1回ぐらい1~3ヶ月ぐらい休むようにしようかと思います。


それで、こらから数回かけて、歩くという運動について説明しようと思います。
ただ、この歩くという運動、できない人はほとんどいません。そのせいで、ただ歩けばいいのだろうと甘く考えていいる人が大半です。歩き方だけで、病気は治るし、怪我は治るし、人生はバラ色にになるというぐらい、体に変化がでてきます。



さて、


「運動を体を変えるのは非常に難しい。」


という事を私は常に訴えています。
なぜかというと、なくて七癖というように運動には必ずその人特有の癖というものが存在しています。その癖は、体の弱い部分を補うためのものなのです。だから、生まれつき肺の力が弱いのですという人は、手がうまく伸びにくくなります。ですから、肺の弱い人と強い人が、同じ動きをしようと思ってもできません。

例えば、ラジオ体操で腕を大きく伸ばす運動があります。
肺が健全な人であれば、手を伸ばしたり、大きく回したりすると肺にしっかり空気が入るようになります。しかし、もともと肺の能力が低い人が、手を伸ばそうとすると体のどこかに無理が生じます。この無理が積み重なると疲労として蓄積されてしまい、それが原因で病気になったり怪我をしたりします。


この病気だったりは、甘く見てはいけません。
人によってはラジオ体操が原因で、脳の血管が破れたり、難病に発展したりすることがあります。最近だと、山登りが好きだという人に、


「今は辞めろ、体がよくなってからにしましょう。」


と言った事がありますね。
登山やハイキングなんかは、体にとってプラスしかないと感じられるかもしれませんが、人によってはハードすぎて命を縮めているケースもあるからです。それでも、


「山が呼んでるから、山で死ねるなら本望です。」


というのでしたら、止めたりはしませんし、むしろ積極的にやるように勧めますけどね。普通は山登りができなくなってしまうはずですから、そこらあたりの事はよく考えることですね。



「運動は体に良い。」


というのは嘘ではないから質が悪いのです。
ですから、運動の目的とはいったい何か?まず、その事を明確に意識して運動をするようにしてください。



運動の目的は

1.関節の可動部を大きくする
2.体の疲労を開放する

の2つです。


もっとも間違えやすいのが、


「筋力をあげる。」


という点です。
筋肉の量が増えると、体を必ず痛め、病気のリスクをあげてしまうので注意してください。


わかりやすい例は、ホームラン王の王貞治や、オリンピック金メダリストの内村航平でしょうか。
王貞治の握力は40kg、内村洋平の握力は35kg程度です。世界一になるのに筋力はいらないという事を理解するのにこれ以上の例はないでしょう。能力の高い人は、筋骨隆々にみえますが、実用的な筋力というのは体力測定で測ることのできる筋力とはまったく性質の違うものです。この事は、イチローやダルビッシュ、陸上での為末大、室伏広治、体操での森末慎二などもあちこちで語っていてます。能力の高い人ほど、


「筋力はいらない。」


という事をはっきりと語っているのですが、多くの人がそれを理解できていません。
ほとんどの人はホームランを何百本も打てませんし、オリンピックで金メダルととることができませんから当たり前なのですけどね。だから、本当は体を鍛えるためのマシン、機械なんていうのはたいていの場合、邪魔でしかありません。ただ、それだと多くの人がお金儲けができないので、おかしなことになっているだけです。


よく例をあげるのはボディビルダーみたいな体型をしている人ですね。
胸の筋肉の量を増やしすぎると、肺の動きが悪くなってしまうので走らせるとすぐにバテるようになってしまいます。これは、マラソン選手の体と比較してみれば一目瞭然ですね。長い距離を早いスピードを保って走るには筋肉というのは邪魔でしかないのです。しっかり筋肉がついているようにみえる人もいますけど、王や内村のような性質の筋肉で、筋トレでは身につける事ができないものだという事を理解してください。


ほとんどの人は世界一になりたいなんて考えていませんし、肺を弱めるような筋肉の付け方をしたいとは思わないことでしょう。
そこで考えたいのが、


1.関節の可動部を大きくする
2.体の疲労を開放する


という2点です。


この事を踏まえてまずは立ち方からはじめてください。
立つことができない人もまずいませんから、立ち方なんていまさらと思うかもしれません。しかし、体の調子が悪い人は実は立つという事すらできていません。そして、立てていない人が運動したって体を痛めるだけという事です。


立ち方の練習方法
1.青竹の上に立つ練習をします。
2.肩の力を抜く、その感覚がわからなければ口を開けて立つ事
3.手は八の字開いて、指差を伸ばすこと
4.お腹を前に突き出すイメージで


大半の人は、じっと立つことすらできないはずです。立てたら、多分、お腹を引っ込めて肩に力がはいっているはずです。
試しに息子にやらせてみたらうまくできませんでしたので、鍛え直してやろうと思っています。Facebookの方へ動画をあげておきますので覗いてみてください。

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