ブログ「日々整体」

顔を赤くしようとしてもできんでしょ

人前で、ちょっとした間違いをしたとします。
それがとても恥ずかしかったので、顔が赤くなってしまったとしましょう。この顔を赤らめるというのは自律神経の働きによるものです。それで、


「恥ずかしいのは嫌だから、顔が赤くならないようにしたい。」


なんて考えてもそんな事はできません。
恥ずかしいという気持ちを持ったときに体がどういう反応をするかは人それぞれでしょうけど、顔が赤くなってしまう人は恥ずかしいと感じた時には顔が赤くなってしまいます。水分が不足すれば喉が渇くし、栄養が不足すればお腹が減ります。喉の渇きを感じない、お腹が空かないようになりたいなんていってもなれません。まぁ、一部の変わった人はなったりするみたいですが私に言わせれば人間辞めちゃっているという分類に入ってしまうのであまりおすすめはしません。


「そんなミスなんか笑い飛ばせばいい。」


そんな事を言われても恥ずかしいと感じるのを止めるのは無理です
自分に自信がないとか、格好つけようという気持ちが強いとちょっとしたミスや間違いを恥だと考えてしまう傾向が強くなるとかいいますけどね。言い方を変えれば、恥をかきたくないという人ほどミスをした時に、顔が赤くなりやすいわけで、顔が赤くなるのが恥ずかしいと思うからますます赤くなるのですから、どうしようもなくなります。


で、そうならないようになりたいなんて本気で思うのでしたら、どっかのお寺で滝に打たれて修行でもしてみるしかありません。苦しい修行をしたら、


「人間は生まれてきたときは裸なんだから裸を恥じる必要ない。」


なんて具合に、裸で街を歩いても平気になるかもしれません。
でも、裸で道を歩けても、足下に転がる石につまずいてしまったら、それを恥ずかしいと感じてしまうかもしれません。そうしたら、やはり顔は赤くなってしまいます。自律神経の働きをコントロールするなんてのは無理なのです。


逆に、考えればもうちょっとわかりやすい人もいるでしょうか。


「顔を赤くしてください。」


と言われたってできる人はいません。
もしかしたら優秀な役者になればできるかもしれません。台本に、


「恥ずかしい気持ちがいっぱいで顔を赤らめる。」


なんて書いてあってそれを実際にできるぐらいの実力を持った役者であれば可能でしょう。でもこれだって、恥ずかしいという気持ちになりきるからできるわけで、恥ずかしくもないのに顔を赤くすることはどんな素晴らしい役者にだって不可能なのです。


さて、


「自律神経の働きを整えるにはどうすればいいんですか?」


と聞かれたら、私は、


「寺にこもって3年ぐらい滝に打たれて修行してください。」
「どっかの劇団にはいって演技の稽古をしてください。」


なんていう返事をするわけですが、それを聞いて怒り出す人がいます。私はまじめに一生懸命に真摯な気持ちで誠実に答えているのですがそれが伝わらないのですから、なんとも悲しい事ですね。


自律神経の働きというのはあまのじゃくです。
恥をかきたくないという気持ちが強ければ強いほど顔が赤くなります。恥はかき捨てだなんて考えている人は恥ずかしいという気持ちは沸いてきませんから顔が赤くなることはありません。でも、そんな事を毎日念仏のように唱えていても恥はかきすての境地に至ることなどほとんどの人には無理でしょう。緊張をしないようにしようと思えば思うほど緊張は高まります。心を落ち着けようとすればするほど気持ちが高ぶってきますし、寝ようとすればするほど興奮して眠れません。


「深呼吸をして気持ちを落ち着けましょう。」


なんて言う人がいますけどね。
ドラマや漫画なんかだとたまに武道の達人なんかがこれをやっていますけど。達人クラスになってはじめてできることで、それを傍から観察して、


「深呼吸して気持ちを落ち着ければいい。」


なんて言葉での説明を聞いたからってそれが誰にでもできるわけがありません。
耳鳴りだって、めまいだって、動悸だって、理屈と原理がわかれば止められると考える人が多いのですけどね。仕組みを理解すれば止められるようなものでもありません。顔が赤くならないように努力すればするほど赤くなってしまうのですから当然の事といえます。
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