ブログ「日々整体」

整体をする上での共通認識

品川で整体に来られている方にある本をいただきました。
曰く、


「読んでみたけど2~3割程度しか頭に入ってこなかった。」


との事でした。
そこで、私が読んだらちゃんと理解できるのかと、そんな事を考えたのだそうです。それじゃあということで本を受け取って感想文を書くことにしました。ところが、頂いてもう数ヶ月が経過しているのですがいまだに感想文を書くことができずにいます。一応、これまで4回ほど書いてみようとはしたんですが、書き始めたら全部途中で違うテーマになってしまったのです。このままではいかんという思いはずっとあったのですが、この本の事をどう紹介すればいいかについてずっと迷い続けていたのです。


本の内容ですが、私にとってはほとんど当たり前の事でした。


「それは知らなかった!」


みたいな事は皆無といっていいかもしれません。
でも、その当たり前の事が書いてある事が私にとっては心地よいです。読み進めていくと、


「そうそう、世間のやつらは何もわかっちゃいないんだよね。」


こういう共感が生まれてくるからです。
まぁ、これだと世間を見下してちょっといい気分になれるというだけのことで、あまりよい心地よさではありませんし、そんなことで悦に浸っているのはくだらないことではあります。


わかりやすそうな部分をちょっと紹介してみましょう。
この本の内容は運動についての著名な研究家とスポーツトレーナーの対談です。で、その中で筋力についての考え方に触れる部分があります。スポーツトレーナの方は、指導をしていくなかで、


「筋肉は不要、筋トレはやらない。」


という事を説明していくのですが、この考え方はほとんどの人に理解されないそうです。この傾向は指導者の立場にある人などは特に顕著なようですね。で、筋道立てて説明をしていくのですが、


「それでも最低筋力っていうのは必要でしょ?」


という反論が必ず返ってくるそうです。
で、私ならそういう質問が飛んできたら、


そんなもん立って歩くことができる程度の筋力があれば問題ない。


という具合に返事するはずですが、このトレーナーも全く同じ返事をしていました。
ちょっと前に日本人が100mで10秒切ったそうですけど、その選手にはこの対談の人たちがコーチ役として存在していたりします。筋力が必要だとか考えていると走るスピードがでなくなってくるのです。


理想的な体の動きを追求してゆくと、


「筋力を使うな!」


という結論に達します。
私にしたら当たり前というか常識以前の問題です。トップアスリートたちはまれにそういう発言をしているのをみかけますけどね。そういう非常に大事な事をほぼすべての人が無視したり、聞き流してしまっています。さっきもいったようにコーチやトレーナをやっている人たちほどこの傾向が顕著ですから、多くの才能が潰されてきているのだろうと思われます。


ただ、ほとんどの人は体は筋力で動かしているものと信じ込んでいます。
だから、筋力を使うなと言われたらどうやって体を動かしたらいいのかわからなくなってしまいます。頭のいい人達は体のどこかが痛くなったら、


「筋力が足りないからだ。」


なんていますから余計にそうなるのでしょうけどね。
こんなことを言われたら、その人がトレーナーやコーチになったときに選手にオリンピックで金メダルをとらせることができるか?それができないにしても日本一の選手にできるかぐらいは考えてみてもいいんじゃないでしょうかね。たいていは、運動にたいして詳しくないのに、したり顔で語っているはずです。


まぁ、厳密にいうなら筋力はまったく使っていないわけではなく屈筋を使うのではなく、伸筋を使うんですよとか、筋肉は単体で使うものではなく、連携して使うものなんですよとかそういう話になってくるんですけどね。

もうちょっと砕いてみましょうか。

野球のピッチャーがボールを投げる運動を思い描いてください。
ピッチャーが足を怪我したとします。でも、ボールは手、腕で投げるものですから、


「足の怪我なんて関係なくボールを投げれるはずだ。」


なんてことをいっているコーチがいたらどう思うでしょうか。筋力を高めて体を動かすというのは、実はこういう発想に近いんですけどね。


さぁて、ここまで言い出すとほとんどの人はついてこれないんじゃないでしょうかね。
2~3割ぐらいしか頭に入ってこなかったなんていうのはおそらくこういうことだと思われます。残念ながら、今の世の中では、人の体の動き、運動についてたいして知りもしないし、知ろうともしないで多くの人が知ったつもりになっています。ネットで勉強したとか、調べてみたとかそういう人ほど重症だったりしますかね。


ちなみに、この辺りの話ですが、演劇や音楽に関わっている人たちには割合さらっと通じたりします。
運動についての話なのに、なんでそういう分野の人は理解できるのか?なにか私が、考え違いをしているに違いないとほとんどの人がそう思うのじゃないでしょかね。


「だから、体を痛めたり、壊したりするんだ。」


そういうことなんですけどね。
本は以下にリンクを貼っておきますので、考え違いに気づくきっかけが欲しい人は読んで見ればいいんじゃないでしょうかね。




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