ちゃんと疲れなさいという話
2018年12月07日
「あなたの病気はもう治らないから家の中で疲れないようにおとなしく過ごしていなさい。」
なんて事を言われた人がいました。
それを聞いて、なんて馬鹿な事をいう人がいるのかと思いましたが、非常に残念な事にその人は素直な方でした。いいつけを守って家の中でおとなしくすごしておられました。すると、1~2ヶ月後には足が弱って歩けなくなり、半年後に亡くなられました。
「疲れないようにしろ。」
なんていうアドバイスは最低もいいところじゃないでしょかね。
なぜなら疲れるというのと生きるというのは同じ意味だからです。そう考えれば疲れないようにするというのは生きるのを辞めるという事を意味しています。知識人ぶった人がこういうセリフを口にするのを聞くと、腸が煮えくり返りそうな気持ちになりますね。私に言わせれば、言葉で人を殺したようなもんです。
元気になりたいと思ったら最初に考えないといけないのは、ちゃんと疲れるということでしょう。
一生懸命に仕事して、家事をして、遊んで、そうやってちゃんと疲れていれば人間なんてすぐに元気になってくるのですけど、
「疲れないようになりたい。」
なんて考える人がいるから困ったものです。
この言葉の意味するところは、心臓がとまないように注意しつつ生きるのを辞めるということです。そういう馬鹿な事をやっている人がたくさんいるから、世の中は心臓が動いているだけのゾンビで溢れかえっているように私には見えているんですけどね。
自らゾンビになっておいて、
「早く人間になりたいー!」
なんて私にところへ相談に来ているわけですからいったい何をやってんでしょうかね。
健康になるなんて簡単です。
「一生懸命に仕事をするにはどうしたらいいか?」
「元気いっぱいに家事をこなすにはどうしたらいいか?」
「思いっきり笑いながら遊ぶにはどうすればいいか?」
こういう事を考えて実践していけばいいだけです。
自律神経をどうこうして元気になろうなんて手抜きもいいところです。手を抜いて元気に健康になろうとするから、おかしな事になって、私みたいな人間にいいように嫌味を言われるわけです。
「疲れとはいったい何か?」
「酒飲んだり、チョコを食べたら本当に疲れは抜けているのか?」
「心地よい疲れというのはどういうものか?」
といった具合に疲れるという事について考え直してみてはいかがですかね?
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