ブログ「日々整体」

体運動の構造をもう一度読みかえそう

毎年、年の最初に思うことは基本に戻ろうということです。
毎年思うけど、すぐその基本から離れてしまうのですから悩ましいものです。


「初心わするるべからず。」


なんていう言葉がありますが、こんなものは努力目標としか私には思えませんね。はじめて経験も知識もなにもない頃の状態に戻ることなど不可能です。


ドラゴン桜というマンガで知識や経験をつむということは、スポンジが水を吸収するようなものだと表現していました。まさしくその通りと思えますね。初心のころのスポンジは柔らかく乾いていますからいくらでも水を吸収できるわけです。

スポンジは、水分を吸い込んでいくといつか飽和状態になって吸収が悪くなります。
そんな状態になっているときに、初心に戻るということは水分を絞り込んでしまうということだといえることでしょう。

で、こんな事を考えているとキャッツアイというマンガを思い出しました。
キャッツアイとういのは美術品の泥棒とそれをおいかける刑事の話です。ただ、その刑事の恋人の瞳という女性がその泥棒でした。もちろん、刑事さんはそのことをしりませんけどね。瞳はある日、恋人の刑事に、


「もし、私がキャッツアイだったらどうする?」


と質問します。
すると、刑事はこんな風に答えました。


「すべてを忘れて最初の出会いからまたやり直そう。」


その後、自分がキャッツアイであったことを告白して別れてしまうのですが、瞳は別れた後、ある病気によって記憶を失ってしまうのでした。2人にとってお互いの気持ちを確認してみたという程度の会話が本当になってしまったわけです。



「初心をわするるべからず。」


なんていうのを、恋愛に置き換えてみたらこれぐらいの事が起こらないと、出会った頃の気持ちになんて戻れないだろうと私は思うわけです。


整体の勉強をはじめたころの気持ちに戻る事はもう不可能です。積んできた経験と知識を全部失うというのもかなり具合の悪い話ですしね。


そうであれば、考えなければいけないのは、


「スポンジの容量を大きくしてゆく。」


ということです。

まぁ、そんなわけで今年はもう一度野口晴哉氏の体運動の構造という本を読み返して見ることにしました。1年間こればかりずっと読んでいたという年もあったんですが、今振り返ると意味も理解せずにひたすら言葉の羅列を眺めていただけという気がします。今、もう一度読むことでスポンジの弾力が増してこないかなぁと考えたわけです。

ただ、今年は読むだけでなく注を付けながら読んでみようと思ったわけです。体運動の構造というタグを付けながら、1年間書き続ければ何か得られるものがあるかもしれませんからね。
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口の形とその使い方

機会があったら試してみたいなぁというものにマウスピースがあります。
もともとボクシングで歯を折らないための保護具だといういう認識です。ただ、かみ合わせが良くなると運動能力があがるなんていわれて、ほかのスポーツでも見かけることがあります。

衛星放送がはじまったころにみていてたフットボールや、バスケットボールでは、マウスピースを使っている選手が珍しくありませんでした。激しくぶつかるスポーツなので保護具という意味合いもあるのかもしれませんが、フットボールなんかはヘルメットをかぶってさらにマウスピースという具合でしたらから、保護より能力の向上を狙っていたのではないかと思います。

噛み合わせがよくなると運動能力があがるというのはおそらく本当だろうと思います。
日本でもマラソンの選手に歯の矯正をしてオリンピックを目指している人がいました。それで実際に走るスピードがあがったかまではしりませんけどね。歯並びというのは呼吸器の影響を強く受けていると考えています。逆にいうと、歯並びが悪くなるというのは呼吸器の働きに何かあると考えてよいとうことでもあります。まぁ、歯並びが悪いからといって肺の動きに問題があるというほど単純ではなく癖があるという程度の人が大半でしょうけどね。

マラソン選手なんかだと肺の働きはスピードに直接影響するでしょう。
だから、歯の矯正をすることで運動能力があがるという考えはまっとうなものだと思います。ただ、癖のある肺の働きで優勝していた人が、歯の矯正をしたらさらに早くなるかというとそれほど単純でもないでしょう。もともと癖のある肺の動きで優勝していたのですから、癖がなくなったら走り方も変えないといけないわけですよ。癖のある肺で優勝するぐらいですから、2時間以上フォームが崩れることなく走り続ける事ができるように鍛錬を重ねてきたわけです。それを癖のなくなった肺の動きに合わせて変えるということは容易であるはずがありません。場合によっては、逆に遅くなったりするこもあるかもしれません。単純にまとめるなら、歯並びを矯正することで潜在能力は高まるけどそれを発揮できるようになるかというのはまた別問題だということですね。

まぁ、癖がある肺でも日本一ぐらいにであればなれるということでもありますが、世界一を目指すのであれば癖をなくして最高パフォーマンスを出せるようになるのいいのかななんて私は考えています。

さて、マウスピースの話です。
私が気になっているのは、


「マウスピースを利用して体を動かす時に、マウスピースをしっかり噛み締めているか?」


ということだったりします。
理屈から考えるとマウスピースを強く噛んでいると体はうまく動かないと思えるのです。どうやっているかというと、歯に力をかけないでなおかつマウスピースを落とさないような口の形で運動するといいのじゃないか。イメージとしては、ゆで卵を口の中にほりこんで運動するつもりでやるといいのかなぁと。最近になって、こんな疑問が湧いたのですが、マウスピースを入手する機会も必要もなかったりするし、こんな疑問を解決するためにまにマウスピースを作るつもりにもなれないしということで思考が止まっていまっています。

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新年は軽いジャブからはじめていこうと思います。

正月にインターネットをぼんやり眺めていると、


『一見さんお断りのカレー店』


という話題をみかけました。
で、興味がわいたのでのぞいてみると、そのカレー店では入り口に『一見さんお断り』という貼り紙がしてあるそうです。察するに、個人店でそれほど大きなお店というわけでもないのでしょうね。一風変わった美味しいカレーが話題になってしまって人がわんさかとおしかけてきてしまったようです。

飲食店ですから、人がたくさんきて繁盛するのはいいことのように思うかもしれません。
ただ、個人店では案外そんなことはなかったりします。なぜなら、個人店では、一見さんがたくさんくることによって、常連さんがいなくなってしまうからです。流行にのってやってくる人が常連になるようなことなどほとどないんですよ。

ブームになってわっと人がやってきたけど、流行がおわったらまったく人がよりつかなくなったなんていう話はいくらでもきいたことがあるのではないでしょうか。当院の近隣でも、メロンパンだったり、白いたい焼きなんかのお店ができて行列ができたりしていましたけどね、半年もしたらお店はなくなってしまっていました。

そういう事がわかっている店主は、一見さんが行列をつくって常連さんが何時間もまっているというのがダメだと『一見さんお断り』の貼り紙をしているようです。しかも、貼り紙だけでなく、実際に声かけて一見さんを追い返したりしているみたいですね。で、追い返されたりした人は、飲食店に評価をつけるサイトに、


「ひどい対応の店だ!」


とか悪口をかいているようです。


食べ◯グなんかをみたことがありますが、あれひどいですね。
長岡京市にちょっとおいしい回転寿司のお店があって私は気に入っているのですが、サイトのレビューには、


「回っているお寿司は新鮮でとてもおいしかったですが、持ち帰った寿司は新鮮さがなくておいしくありませんでした。 2点」


みたいな評価がついていました。
そんなのは当たり前だということすらわかってないのでしょう。その程度の人が食通ぶって、料理のことも味のことも何にもわかっていない人が、偉そうに点数つけてお店を評価しているわけです。



「○○というサイトを運営しているのですがそちらの整体をぜひ紹介させてくれ。」


当院でも、わりと頻繁に電話がかかってきるんですが全部断っています。
ただ、今日びのことですからどこでどんな風に書かれているかなんてわかりませんからね。私の悪口も探せばいくらでもでてくるのだろうなぁと。そう考えると、ネットで私がどのような評価をされているかなんていうのは恐ろしくて絶対にのぞいたりできませんね。


昨年末ごろですが、耳鳴りがひどいのだという相談で大阪の南の方からこられた人がいました。
そこそこ遠方といっていいところから来られたので、それなりに辛い思いをしているのだろうなぁと思いましたけどね。体の様子をみたら、ただの酒の飲み過ぎなんですよ。で、


「まずは酒をやめることですな。」


と指導をすると、


「仕事の付き合いがあるから辞められない。」


なんていう返事がかえってくるわけです。
しかもこの方、大きな問題がある人でした。なにかというと、うちでは最初来られた時に薬を飲んでいるかどうかを自己申告してもらうのですが、その申告がありませんでした。ところが、明らかになにか飲んでるので、


「薬を飲んでないのは本当ですか?この体の状態なら必ず薬を飲んでいるはずだ。」


と問い詰めると、薬の名前が2~3でてくるわけです。


結局この人の体に何が起こっているかというと、


「酒の飲み過ぎで体を壊してしまって、まともに睡眠がとれなくなったのを薬でごまかしていたら、耐え難い耳鳴りがなるようになった。」


というわけです。
ここまで見透かしても、まだ酒は辞められないといいはります。


「晩年は、ずっと耐え難い耳鳴りと不眠に苦しんでいました。ただ、仕事熱心で、同僚との関係をとても大切にし、酒をこよなく愛する人でもあり1日たりとも付き合いを欠かすことがありませんでした。」


そういう風に弔事を読んでもらうことになるなと思うわけです。
もちろんこのまま発言したりはしませんが、あんたアホですかぐらいの事はいったような気がしますね。


で、こういう人でもレビューサイトなんかに偉そうに投稿できたりするわけですよ。世の中狂っているなぁと、そんな事を正月に考えていたわけです。
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