点原という言葉
2017年07月01日
仕事なんかでよくやる方法ですが、問題点を箇条書きにあげていって1つづつ消しこんでいくという問題解決法があります。まぁ、これはこれで悪い方法ではないのすが、向き不向きがあるというのを知っている人は案外少ないようです。
わかりやすいところだと、家庭の問題というか環境でしょうか。
家庭に起こっている様々な問題を箇条書きにして、それぞれに解決方法をかんがえてゆくとします。
・兄が勉強をしない
→ 夕食後1時間机に座って課題をこなすようにする
・台所が片付かない
→ 母が1日1時間台所を片付ける時間を設ける
・妹が門限になっても家にかえってこない
→ 門限の30分前にメールで連絡する
なんてことを考えて実践している人もいるかもしれません。
でも、まず間違いなくうまくいかないはずです。なぜなら、目の前に起こっている問題というのはただ何かの問題があるせいで起こっていることだからです。ですから、目先問題は解決するようになったけど、別の問題がまた起こります。たとえば、
・兄が家に帰ってこなくなった
・母が買い物から帰ってくる時間が遅くなった。
・妹が夜更かしして朝起きてこなくなった
なんてことが起こるわけです。
で、この家庭の場合の問題はなにかといと、家族同士の信頼感が乏しいことでそれを解決するためには、食卓を全員で囲むということだったりするわけです。あれこれ考えた解決方法にはまったく意味はなく、家族で会話しながら食事をするで、目の前に起こっている問題が全部解決したりするわけです。
まぁ、これは例えばの話ですが、しらみ潰しに何かを解決しても問題の根っこはなにもかわっていませんから、次から次から問題がでてきてしまうなんて事が起こっている状況は珍しくないように感じますね。
で、なんでこんな話をしたかというと体について同様の事が起こっているからです。
相談にこられて、
「あれとこれと、あっちとこっちといろいろ悪いんです。」
なんて言われるわけです。
全部解決したいと思っているので、全部伝えて、1つづつ解決してほしいと思ってしまうのでしょう。しかし、私はそいういう情報は参考程度にとどめてしまいます。なぜなら、それらを1つづつ解決していこうとしても、体が元気に健康になることがないからです。一時的にはちょっと変わったり、楽になったような気がするかもしれませんけどね。しかし、そんな事をやってしまと、体には深刻な問題が起こってししまうことの方が多いといえるでしょう。
ですから、私は、
「なんで、この人はこんなにあちこち調子が悪いのだ?」
というように考えます。
こういうように考えることを、私は点原を探すと表現しています。口にだすようなことはあまりありませんでしたけどね。
これを探っていくと、
「体にいいと思って毎日黒酢を飲んでいました。」
なんていう意外なところに点原があったりするわけですけどね。
体、健康の場合は、しらみつぶしに問題を解決しにくと体は壊れていくことの方が多いので知っておいてほしいと思います。
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