胃腸風邪という謎の風邪の話
2017年01月24日
胃腸風邪という言葉にほとんどの人は違和感がないことでしょう。
しかし、私はこの言葉をとても不思議に感じていました。風邪なのか、胃腸の不調なのか、風邪なのかはっきりしていないからです。ほとんどの人は、
「風邪をひいてその症状が胃腸にでる。」
という程度に考えていることでしょう。
しかし、それなら胃腸の不調ということでいいのではないかと私は考えるわけです。ですから、胃腸風邪という言葉にずっと違和感を感じていたわけです。
ところが、今月の17~21日の間で胃腸風邪という言葉の由来がわかってしまいました。
1月14~16日にかけて大寒波がやってきたのですが、そのせいで体を冷やした人がみな胃の働きを悪くしていたのです。背骨でいうなら、胸椎6番と腰椎2番が悪くなっていました。通常、体を冷やした場合、腰椎5番などが悪くなるのですが、いきなり大雪が降るような冷え込み方をすると消化器の働きが悪くなるというわけです。当然ですが、原因は冷えですので風邪のような体のだるさや発熱をともなったりします。どうやら、そのせいで、
「胃腸風邪。」
という言葉がうまれたのではないかと思います。
名前がついているとなんとなくわかってしまったような気になるものです。
ただ、胃腸風邪というものはいったなんですか?と問われると説明できない人がほとんどなのではないでしょうか?
胃腸風邪になったときの対処ですが、食欲がないなら無理に食べないことです。
薬をつかって無理やり食べてしまうと風邪の症状が治まった時に胃腸の働きが落ちてしまって、たいていの場合、消化吸収がうまくできないようになってしまっていると考えておくとよいでしょう。
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