こんな事がアトピーの原因になるという話
2017年01月06日
昨年末のことです。
アトピーで半年以上整体に通っておられる方が、
「とんでもなく体の調子が悪くなってきた。」
といって駆け込んでこられました。
アトピーは原因がはっきりとわかっていて胸椎8番の左側に異常があると起こります。
ですから、この方もアトピーはましになってきていて荒れてもすぐにキレイになるようにはなっていました。ただ、なぜか思っている以上の成果があがらないのです。もっと肌がキレイになってきてもいいのだけどなぁと頭を悩ましていました。
そして突然、、眠れない、体が重い、アトピーが全身にでて痒くて仕方ない、ということでした。
こんな調子になったのは2年ぶりだったのだけど、以前からまれに発作のようにこのような状態になるということでした。
「これはもうなにか重大な見落としをしているはずだ。」
と考えました。
丁寧に背骨をみてゆくと、胸椎1番の右側に異常が見つかりました。通常、こんなところが悪いからといってアトピーになるような事はありません。たいていはひどい肩こり、首がこる、頭痛がする、手が痺れる、人によっては手に痛みがでてリウマチだと診断されたりする人もいます。
結論をいうと、アトピーは胸椎8番の左の問題であるという先入観があったせいで見落としていたわけです。何がおこっていたかというと、もともとあったアトピーが胸椎1番の影響でさらに悪くなっていたというわけです。つまり、胸椎1番のせいで8番に異常が起こってアトピーが起こっていたため、いくら8番の問題を解消してもまたすぐに悪くなってしまうわけです。
ちなみに、胸椎1番が悪くなった原因は交通事故とみて間違いないようでした。交通事故の影響が残ってアトピーになるということがあるわけです。
「生兵法は怪我の元。」
なんていう言葉があります。
中途半端な知識と経験でわかったつもりでいたせいでしょう、いつも偉そうなことを口にしている私に対する手痛いしっぺ返しとなってしまいました。
「病気をみたらだめで、体をみなくてはいけないよ。」
これは今年のテーマといえそうです。
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