風邪をひけない人の体はダメな体
2014年08月22日
妻が腰が痛いというので、体をみると風邪をひいていました。
具体的にいうと体を冷やして、右の骨盤が下がっている状態です。風邪で腰が痛いとかいうと違和感をかじる人も多いよですが、体のあちこちのリンパが腫れてくるのですから、肩やら腰やらが痛くなるのは別に不思議ではありません。
「喉が痛いのではないか?」
ときくとそのとおりでした。
体を冷やして風邪を引いているのですから、熱がでてくるのは当たり前です。多くの人は風邪を引くことがダメだと考えて、風邪薬を飲んだりします。すると、自律神経がうまく働かなくなって、原因の分からない妙な不調に悩まされるようになるのです。
「健康な人は、きちんと風邪をひいている。」
ということは知っておくとよいでしょう。
風邪というのは、病気ではなく、体の乱れたバランスを整えるための治癒力の働きです。
体がおかしいと相談にこられる方は、
「ここ2~3年、風邪をひいていない。」
という事が多いのです。
今の時期でいうと、冷たいものを食べ過ぎたり、体を冷やすことがおおいでしょうか。自身の不摂生で風邪をひくというのはあまり褒められたものではありません。
ですから、
「風邪をひくなんて自己管理がなっていない。」
というのも的はずれな考えではありません。
しかし、人間というのは一定の周期で風邪をひいている人が健康であるという認識はもつべきでしょう。
風邪をひけない人の体はダメな体です。
人間の体は、風邪をひいたときにリフレッシュされます。体のゆがみやずれ、偏った疲労というのは風邪をひいたときにすべて解消されます。ですから、風邪を上手にひいている人は、重大な病気をしません。
どんな病気でもそうですが、特に癌などという病気は典型でしょう。癌というのは、とどのつまり風邪をひくことができない状態のときになる病気です。
風邪は万病の元という言葉があります。
これは上手に風邪をひく、上手に風邪を経過させなければ体に異常が残ってあらゆる病気になる可能性があるということです。逆にいえば、風邪は上手にひけば病気になるようなことはありません。
余談ですが、年をとった方や体の弱った方は、風邪で亡くなってしまうこともあります。
これは風邪に耐えるだけの力がない、体の異常をリフレッシュする事ができない状態だということです。平たくいってしまえば寿命ということです。人間には寿命があります。れはどうしたって買えることのない事実です。整体をしていると、どうもそのことから目をそらしている人がとても多く、そういう人は病気をすることがおおいですね。
風邪を引いた時には、難しい事は考えないで、
「左の骨盤を閉めて右の骨盤をあげてあげる。」
それだけを考えています。
交感神経、副交換神経をともにバランスよく働くようにしてあげれば、たいていすぐに熱がでてきて1~数日程度で体をリフレッシュさせることができます。
体の調子が悪い、自律神経のバランスが悪い、そういう方は上手に風邪をひくことです。
関連カテゴリー<
自律神経失調症
>