風邪をひくと耳鳴りが辛くなる
2013年10月10日
人は、体の右側の緊張が強くなると風邪をひきます。
わかりやすい言い方をすると、右肩が緊張して左肩より高くなってくると風邪です。ですから、風邪がはやっているからといっても、左肩の高くなっている人は風邪がうつったりしません。正確にいうなら風邪をひけない状態ということなのですけどね。なお、風邪をひいている状態とういのは、熱がでたり、のどがいたくなったり、体がだるくなったりする状態だと考えてください。
ところが、右肩が高くなっているのに風邪をひかない人がいます。も、右肩が高くなっている状態は、整体でいうとすでに風邪をひいている状態といえます。この状態はちょっと問題があります。
たとえば、うっかり転んでひざこぞうをすりむいたとしましょう。
この時、傷から血が出てきて痛みがあるという状態が正常です。ところが、傷があるのに血が出てない、痛みがなかったら?人として生き物と大きな問題があるということはわかっていただけるのではないでしょうか?
耳鳴りで相談にのっていた方ですが、急に耐え難いほどに耳鳴りの音が大きくなりました。
自律神経をととのえるようにしてから2ヶ月ほどで、耳鳴りの音はかなり緩和されてきていたのです。そこで、体の状態を確認すると、肩の緊張が強くなって右肩がとても高い状態になっていました。でも、ご本人には風邪をひいているという感覚がまったくありませんでした。そのため急におかしくなったとかなり不安になったようです。そこで、
「風邪ひいているだけですね。きっとこれから熱がでてきますよ。」
という説明をさせてもらいました。
実は、こういう変化は珍しいことではありません。
自律神経のバランスを整えてゆくとこれまで溜めこんでいた体の問題が次々とふきだしてくるからです。単純に、季節の変わり目に体調をくずしてしまったというだけの事もあったりします。
「急に体調が変になった。」
といっても慌てる必要はないのです。
こういった体の変化をきちんと経過させてあげることで、自律神経はみるみる整ってくるからです。
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