空腹を感じる時間をつくるということ
正月があけると、
・腰が痛い
・肩が痛い
といった方が駆け込みでどんどんやってこられます。
実は、クリスマス、年末年始とおいしいものを食べ続けた結果がこれです。
いつもお話させてもらっているとおり、自律神経の状態を狂わせるもっとも多い理由は、食べ過ぎです。
「食べ過ぎですね。」
と言うと、いまだに「そんなに食べてない。」と言いはる人はいますが、私は何の根拠もなく食べ過ぎをしているわけではありません。食べ過ぎた体の状態ははっきりと印がでていますので間違いようがありません。どれだけ少ない量におさえていようと、私が食べ過ぎだといったら間違いなく栄養の採りすぎだと考えてもらうのがよいでしょう。
ふと思いましたが、食べ過ぎという言葉が悪いのかもしれません。
栄養の採りすぎなのです。チョコレートを1日1個食べるだけでも、毎晩ビールを1杯飲むだけでも栄養の採りすぎになることはあります。必要な栄養の規準はチョコレートやビールのカロリーではなく体の状態によってかわるからです。
さて、つい食べ過ぎてしまう、そんな方によい方法を思いつきました。
それは、
空腹を感じる時間をつくる
ということです。
実は、人間にとって空腹であるということは気持ちいいことです。ところが、多くの方がそれを感じることができません。それぐらい体の感覚がにぶってしまっています。食べ物があふれているせいで、ちょっと小腹すいただけですぐ何かを口にしてしまっているのです。これではいけません。
そんな方にいいい琴を1つお教えしましょう。
空腹時は治癒力や免疫力があがる。
ということです。
ですから、どこか体の調子が悪いときは食事を抜くだけで、回復することが少なくありません。私が、うるさいぐらいに「朝食をぬけ」といいつづける理由もここにあります。朝食を抜いて体を空腹状態にすることによって様々な体の不調がよくなっていくのです。
うまく食事を抜けないという方のためにもよいやり方を紹介しておきましょう。
それは、
寝る
という方法です。
お腹がすいていると眠れないと考えている人が多いですが、これは勘違いです。
お腹がすいた状態でも、深く眠ることはできます。実は、腹一杯たべた後の方が眠りが浅くなります。ですから、お腹がすいたら眠ってしまうのです。そうすることで空腹がリセットされます。眠ると空腹感がなくなるのです。ですから、夕食を抜いて寝てしまうというのもとてもよい方法です。以前に、18時以降はなんにも食べないダイエットというのが小さなブームになっていましたが、かなり効果的な方法だったといえます。
いろいろ脱線しましたが、1日のうち6~8時間ぐらいは空腹の時間をつくると体の調子がよくなってきます。ちまたをにぎわすどんな健康法よりよほど効果的だとおもいますので実践してみることをおすすめします。