不眠の整体
「薬をのまないと眠れない。」
よく相談いただく悩みの1つです。
しかし、不眠の解消は他の体の問題にくらべてとても簡単です。
やることは1つ
薬をやめればよい
たったこれだけです。
ところが多くの方は薬をやめようとしません。だから、眠れなくなるのです。矛盾していると感じるでしょうか?
ちょっと体の他の部分に問題をかえてみましょう。
交通事故やスポーツで足を骨折したとします。ギブスをはめて足が思うように動かないということで、車いすで2ヶ月ほど生活していたとしましょう。すると、歩けなくなります。実際に経験したことはなくても、たいていの方ならきいた事のある話でしょう。人間の体というのは使っていないと衰えていきますので、足はどんどん細くなりうまく歩けなくなります。
不眠の問題はこれとよく似ています。
実は、眠るということは歩いたり、走ったりすることとまったく同じ体の力です。にギブスをはめて生活していると歩けなくなるように、薬の助けを借りて眠っていると自分の力で眠れなくなってしまいます。
相談にこられた方にはこの事をお話すると、約半数の方は、
「怖くて薬がやめれません。」
そういって他の方法を探しはじめます。
ところが、
「わかりました。では、やめる努力をしてみます。」
そうおっしゃられた方で、不眠を解消できなかった。そういう方はいまだ一人もおられません。不眠なんていうのはたいていこのような問題です。
さて、不眠の整体についての説明です。
眠りの主な急所は、みぞおち、頭、くび、アキレス腱そして脊柱起立筋です。眠りは生理現象ですから、努力などしなくても健康でさえあれば、誰でも得られるものです。ですから、これらの部位を整体することによって、自然に眠れる体の状態に調整します。
体が眠れる状態になれば、眠りとうにもリハビリが必要です。
足がよわって歩けなくなった人が歩く練習をするように、眠りにも眠る練習が必要です。この練習をしないで眠れない、眠れないといって困っている人がとても多いのです。