ブログ「日々整体」

睡眠について

「寝れていますか?」

と、質問させて頂くことがよくあります。
この質問に対しての答えは、

「寝れています。」
「寝れません。」
「夜中に何度もおきる。」

などなど、さまざまですが、一番困るのが、

「寝れています。」

というお返事です。

どうしてかというと、睡眠のとれている方が体を壊すことがありえないからです。平たくいってしまうと、体の調子が悪い人は睡眠の質がとても悪いのです。ところが、その自覚がないわけです。こういう方には、睡眠とはいったいなにか?ということから説明をはじめなければいけません。

さて、睡眠にとって大事な事はいったいなにか?
というと多くの方が、

「8時間寝ること。」

と、時間で睡眠の質を測る方が多いのですが、これが大きな勘違いです。

おそらく少し昔の研究で、「8時間眠るといい」なんていう研究結果があったのですが、これが広く広まってしまったからでしょう。残念ながら大きな勘違いです。

実は、睡眠の質は深さで測る事が大切です。
8時間寝ても、10時間寝ても浅い眠りだと体の調子が悪くなってきます。むしろ、8~10時間などという睡眠時間がかえって体を悪くすると思っておくほうがいいでしょう。

深い眠りができれば睡眠は3時間で十分です。

ナポレオンの睡眠時間は3時間

なんていう話はきいたことがあるでしょう。これは嘘でもなんでもありません。体調を整えて深い眠りができていれば睡眠時間は短くて問題ないのです。

ちょっと話がそれます。

整体をしていて、体の調子がよくなってくると、

「最近、4時に目が覚めるようになってしまって、眠れないんです。」

なんていう人がよくいるのですが、それで全然OKです。

話をもどします。
質のよい眠りができるようになると、睡眠時間は短くなります。これは普段が寝過ぎているからです。ただ、眠りの深さというのはちょっとわかりにくいかもしれませんね。

確かに、深い眠りができたか?

なんていうのは、はじめはわかりにくいかもしれません。でも、深い眠りができていると、朝すっきり目がさめるようになりますし、体調だってご自身の感覚で「いい」とはっきりわかるようになります。

つまり、睡眠なんていうのは時計や器具ではかるような物ではないのです。質のよい睡眠ができればすぐに実感できるぐらい体調がかわってきます。

うつのチェックリストなど役に立たない

先日、うつのチェックリストでうつ傾向があるとの判断がでたので、医師にかかって薬をもらった。

と、いう方がこられました。
ところが、体をみるとうつの傾向などはほとんどなく、ちょっと疲れがでているといえるような状態でした。ご本人もなにか違和感を感じてわたしのところに相談にこられたようです。お話をきいてみても、プライベートでごたごたがあって、心身ともに疲労しているということでした。

チェックリストはなんの知識もない人がご自身の体の状態を客観的に把握するのに参考になるでしょう。しかし、専門家がこういったチェックリストの結果を鵜呑みにしてはいけません。今回の方も診断をうけましたが、なんの説明もなく薬を処方され自分がいったいどういう状態なのかわからないとのことでした。

さて、うつで一番困ったことは、

「わたしはうつなんだ。」

と思った瞬間にうつになりはじめる事があることです。つまり、チェックリストでチェックして誤った判断をすると、うつになる事があるということです。

ですから、専門家はチェックリストの結果を鵜呑みにしてはいけないのです。ところが、多くの専門家はうつかどうかの判断をこういったチェックリストにゆだねてしまっているようです。どうしてわかるかというと、相談にこられる多くの方がそうだからです。

うつの方は、体と自律神経の状態にはっきりとその状態がみてとれます。これは、これまで何回もここで述べてきたとおりです。ちょっとおかしいな、そんな時に参考にするのはよいでしょう。しかし、その結果を鵜呑みにしてしまうのはとても危険であるということは知っておいてもいいでしょう。
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