ブログ「日々整体」

最近の突発性難聴事情?

「突発性難聴になったら48時間以内に治療をしなくてはならない。」


先日、たまたまみかけたのですが、最近はこんな事を言うようです。
突発性難聴に関してはおおむねではあるけれで把握はしているいつもりです。ただ、その把握からすると別に慌ててどうこうする必要はないのではないかというように考えています。だから、正確にいうなら、


「48時間以内になんらかの治療をしないと医療の技術では再び聞こえるようにするのは難しい。」


ということではないでしょうかね。

たいていの場合、治療といってもステロイド治療みたいですね。
まぁ、確かにそれだと聞こえるようにはなるかもしれませんが、引き換えに失う物が大きすぎるように思いますね。これまた私がいつもいうセリフですが、相談にこられた方たちの体の状態をみていると、突発性難聴がどうして起こるのかをまったく理解してないけど、とりあえずステロイドいれとけばたいていは聞こえるようになるというようなことになっていると思えます。


推測の話になりますけど、ステロイド治療はとりあえず目先の症状はたいていきえちゃいますから、


「なんにでも効果のある万能の治療法だ!」


なんていっている人がいるような気もしますね。
なぜなら、最初にやった人はどうして耳が聞こえなくなった人にステロイド治療をやってみようと思ったのかが理解ができません。やってみたらなんかしらんけどうまく聞こえるようになったということじゃないでしょうか。


さて、耳が聞こえなくなる理屈は割合と簡単だったりします。
体幹のある部分の緊張が強くなりすぎてしまっているというだけの事です。ですから、慌ててどうこうしなくてもその緊張がとれればおそらく聞こえるようになるのではないかと考えています。ステロイド治療が有効であることがそれを証明しているように思いますね。ステロイドというのは、体が緊張することをできなくしてしまう薬だと理解しておくといいでしょう。リラックスして体がゆるめばすべてが解決すると考えいている人になんかにいわせれば夢のような薬かもしれませんね。


緊張している部分だけをきちんと選んで緩めることができればまだいいんでしょうけどね。
のべつ幕なしで体から緊張のすべてを奪ってしまうからタチが悪いといえます。手足にうまく力がはいらなくなるみたいなことになるんですが、特に影響が強いのが心臓ですかね。心臓は収縮することによってポンプのように働き血を体におくるわけですが、その血を送る力が弱くなったらどうなるか?

今年、やってこられた人わかりやすい人だと、


「仕事が手につかない、なんの気力も意欲もわかない、ただただぼーっと過ごす事しかできなくなった。」

といっておられましたね。
こうなった時に元の元気な状態に戻すところまで考えてなければ治療といえないと思いますが、こうなったことを相談しても、


「耳は聞こえるようにしたんだからそんなもんは知らん、どうしてもというなら心療内科にいけ!」


みたいな事を言われてしまうわけですよ。
薬で強引にゆるめたものをなんの考えもなしでまた元に戻したら再発する可能性だって十分にありえますしね。


「突発性難聴は治ったけど、耳鳴りが鳴るようになった。」


なんていう全く同じセリフをいう人が1年に何人来ているかなんて数える気にもなれませんね。


「耳がひとまず聞こえるようになっただけで、治ってないし体の状態はさらに悪くなっているね。」


なんていうところからはじまるわけです。
治ったいう表現は、元の体の状態以上に元気になったときに使えるものだと私は考えています。
関連カテゴリー< 突発性難聴耳鳴り(耳なり)難聴

難聴と骨の関係

耳が聞こえにくいというのはいくつかのケースにわかれます。そのなかから割合多く簡単に難聴が改善するケースを紹介しましょう。

耳の働きは頚椎4番の働きが大きく関わっています。
ですから、頚椎4番の調整をするだけで音が聞こえるようになったりします。ただ、案外多いのが、耳が聞こえにくくなっていることに自覚がないケースです。私が話しかけても返事がない時などは、頚椎4番の調整をします。すると、聞こえるようになってコミュニケーションができるようになります。

また、当院の近くには電車が走っていて踏切があります。
首の整体をすると、


「踏切の音がきこえるようになってきた。こんな大きな音で鳴っていたんですか。」


というような人もいたりします。

耳が聞こえにくい人の中には


「私の耳が聞こえないのではなく、あなたがはっきりしゃべっていないのだ。」


などという人もいます。
よくもまぁ、そこまで横柄な言い方ができるものだとびっくりしますが、難聴になる人にが結構多いように感じます。性格や考え方で体の壊し方がよく似てくるというのは珍しくないのです。謙虚さがない人は耳を悪くする傾向があると思ってもよいのかもしれませんね。

あとよく聞かれるセリフは、


「老化のせいで耳がきこえにくい。」


という話でしょうか。これがいわゆる頚椎4番の動きが悪くなっているケースといえるでしょうか。頚椎4番が悪くなるのは老化ではありません。上手に年をとっている人にはこのようなことは起こりません。

ほかにもあるセリフは、


「低音が聞こえにくいようです。」


というものでしょうか。
そんなことをいわれたら、


「それがどうしたんですか?低音が聞こえないとなにかが困るのですか?」


と質問してくみてはいかがでしょうか?

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頚椎4番は首の真ん中よりちょっと上あたりの骨です

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