5月病と耳鳴りの話
2016年05月06日
「もう死ぬまで耳鳴りは治らないような気がしてきた。」
今日、整体にこられた人がこんな事をいっていました。
長く耳鳴りと難聴をかかえてきた人でしたので、そう思ってしまうのは仕方のない事かもしれません。特にこの時期、4月末からその傾向がでてきていますが、体が弛緩してくるタイミングなので、なんとなく元気がでなかったり、調子が悪くなったと感じる人が多いのではないでしょうか。
これがいわゆる五月病というやつです。
一般的に、4月は新しい環境なので緊張感があるが、慣れてくる5月には気がゆるんでくるといわれています。しかし、これは気がゆるんでいるのではなく体が本当にゆるんできています。
ゆるむというと、緊張している体がリラックスすると思うかもしれません。
しかし、体には常に適度な緊張感があったほうがよいのです。体のために運動をするという行動は、この緊張感を保つためのものです。ちなみに、この時期は眠りが悪くなりがちなのですが、これもまた体が緩みすぎるせいです。リラックスするというのと体がゆるむという事はまったく意味が違うということですね。
体というのはゆるみすぎると様々な不調が起こり始めます。この方の場合は、体がゆるんで耳鳴りが辛くなってきたわけです。
体のゆるみでいうとニートと呼ばれる人たちがわかりやすいですね。
ニートと呼ばれる人たちは体にまったく緊張感がありません。だから、意欲も向上心もわいてきませんし、ちょっとしたストレスにも耐えられなくなります。
そんな人たちは、話をしなくても背骨と骨盤の様子を確認すると
「あぁ、この人は会社勤めやアルバイトができない体してるな。」
なんていうことがすぐにわかります。
五月のはじめ、GWあたりは、体がニートぽっくなっているなんていう事はしっておいてもよいと私は思いますね。
最初に紹介した、
「もう死ぬまで耳鳴りは治らないような気がしてきた。」
は、そういう季節に応じた体の変化に気づけない人の典型的なセリフです。