貴乃花親方の喉の話
2018年02月09日
昨日になって知ったのだけど、貴乃花親方がマフラーをしていることは非礼であるという論調があったそうです。
私自身は、
「ずいぶん洒落ているなぁ。伊達男だね。」
と、ただ、頭の堅い人には目とか鼻につくことはあるかもなぁぐらいには思っっていました。
で、先日あったインタビューでの発言なのですが、
「自律神経がいかれてまして・・・・」
という発言がありました。
おそらく、喉とか呼吸器の専門家に相談したけどいまひとつ原因がわからなかったので
「自律神経がおかしいんでしょう。」
みたいな結論を出したんでしょうね。
当院に相談に来られる人にもこんな具合でやってこられる人が少なくありません。で、貴乃花親方とまったく同じことを言っているので、その経緯をつい推測してしまうのですけどね。
で、こういうのは本当に腹がたつわけです。
なぜならすごくいい加減な判断と結論なんですよ。この判断をした人は自律神経にどのような異常があるのかを判断も理解もできないまま、ただただ現在の検査技術ではどこがおかしいかわからないからという理由で、
「自律神経が原因です。」
なんていっているわけですよ。
これまで私が見てきたケースだとまさしくその通りだということはかなりまれで、当たらずとも遠からずという程度のものが半数ぐらいでしょうかね。残りはまったくの見当ハズレだったりで、酒の飲み過ぎとかただの不摂生が元だったりして、本当にいい加減な事をいわれていたりしまするんですよね。まぁ、言っている方も聞いている方も自律神経についての理解が浅いから仕方のないことなのかもしれませんけどね。
さて、貴乃花親方の喉ですが、本人の発言をそのまま真に受けるならどこがどうおかしいかほぼ検討がついてしまいます。ただ、長年相撲に取り組んだこと事が影響しているとみるのがいいでしょうから、そうであればけっこう根が深いもしれません。周囲の人がマフラーを気にしなくていいようになるのは結構骨が折れるかもしれません。
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