ブログ「日々整体」

背骨の動かし方

骨を動かうということは、体に力をかけて


「ボキッ!」


そんな感じで捉えている人が多いのではないでしょうか?
確かに、そういう技術もあるのです。あまり掘り下げて調べたりはしていませんが、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康といって人たちが活躍していた時代だと活用されていたようです。戦場で大怪我をして倒れてしまった人に施してとりあえず動けるようにするというような重宝のされ方だと思われます。

一昔前のドラマなんかだと、気を失った人に喝をいれて蘇生させるなんていうのシーンは日常茶飯事に見かけました。私もやり方を学んではいますが、山に登っていたら目の前で人が倒れたとか、海で溺れた人の息が止まっているとか、実際にそんな人に出くわす事がないものですからすぐに忘れてしまいます。たまーに見直したりしていますが、やはりすぐに忘れてしまいます。まぁ、万が一の危険に対しての自覚と責任を感じていないということなのでしょう。ただ、身内がそうなったらと考えると恐ろしくもあるので、ちゃんと身につけておきたい技術ではあるなぁといまさらながらにそんな事を考えたりもします。


さて、骨を動かすという技術ですがかなり難しいものです。
勘違いしている人が多いのですが、骨というのは力任せに動かそうとすると大怪我をします。ウェブで探してみればそんな話はいくらでも落ちているのではないでしょうか。技術の足りない人がやるとそうなってしまうわけです。


骨というのは力任せで動かすものではありません。
では、どういうものかというとこれまた時代劇の果し合いのシーンなんかを想像してみてください。

剣の達人の2人が刀を抜かずに間合いを取り合っている。あるいは、剣を抜いてお互い構えているけど打ち込むことができずにらみ合いになってしまう。

そんな感じが本当のイメージに近いでしょう。
達人同士の立会は、間合いがすべてといってもいいのでその間合いをとってさえしまえば、刀を抜く前に勝負がきまってしまうわけです。ですから、剣を抜く、一歩踏み込むといった動作をしてしまうと優位な間合いをとられて勝負が決まります。そういやとある達人は、


「未来が決まる瞬間。」
「結果が先に決まる。」


とかいってましたね。

で、何がいいたいかというと、骨を動かすというのも実はこういう間合いがすべてです。間合いさえとれれば力などまったく使うことなく骨は動いてしまいます。

まぁ、私の場合は相手に無防備な状態で寝てもらうので間合いは非常にとりやすいのですけどね。
達人といえるような人がいたら、微妙に間合いをはずされて整体がうまくできないなんていうことも十分にありえるわけです。
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