横着者は健康になれない
2015年07月10日
「努力や労力を費やしたときに必ずそれに見合う成果があがるか?」
というと、必ずしもそういうわけではありません。
仕事、スポーツ、勉強などいくら労力とその結果が必ずしも見合うというわけではありません。
試験勉強したから必ず成績があがるというわけではありません。
陸上の選手が一生懸命に努力したからといってすぐさま早く走れるようになるわけではありません。確かに、ちょっとしたことがきっかけで大きく飛躍するということは現実にあります。しかし、そのようなことは、3ヶ月、半年、1年と勉強や練習を継続したときにはじめて成果があがるものです。
ところが、現実に世の中を見渡すとすぐさま成果や結果を求める人が少なくありません。
「1週間練習したら1週間分早くならないと気がすまない。」
「3日勉強したら、3日分学力が向上しないと我慢ができない。」
「3ヶ月一生懸命にセールスに励んだのでその分売上があがるはずだ。」
そんな人をみたらあなたはどう思うでしょうか?
こんな話をして、
「確かにそのとおりだ。」
と思うような人でも、体のことになると間違える人がいます。
すぐさま体が変わったことが自覚できないと我慢できなかったり、日に日に体が変化しないと気がすまないのです。私はこういう人を横着者と呼ぶことにしています。
学業で考えてみてください。
「1週間勉強すればテストの点数が10点、1ヶ月なら40点あがるのでなければ勉強するのは嫌だ。」
なんていうのは横着の極みだと私は思います。
でも、すぐさま成果が上がらなくてもコツコツ勉強を積み上げていけば必ず学力は向上してゆきます。体、健康だって同じです。
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