たまにはとりとめもなく
2015年06月12日
「おたくの整体とよその整体と何が違うのだ?」
と聞かれる事があります。
なんとでも答えようはありますが、こんな質問をすると私からは皮肉をこめたよくわからない返事が帰ってくるということは、私と直接に会話をした事がある人ならば想像がつくかもしれれません。
なかには、
「おたくは○○法という手技でしょうか?」
なんていう事を聞いてくる人までいます。
私と直接会話した人であれば、私がなんと答えるか?はやはり予想がつくかもしれませんね。
おそらくではありますが、
「そんな馬鹿な質問してるから体壊すんですよ。」
最近の私であればそう答えそうな気がします。
自動車に置き換えて考えてみてください。
非常に早いスピードのでる車、たとえばF1マシンに乗ればだれでもが素晴らしい走りができるか?というとそんなことはありません。大半の人はアクセルをちょっと踏むだけで、クラッシュしてしまうでしょう。中には、踏み込み過ぎて命を落とすような人もいるかもしれません。
では、軽自動車であれば安全で快適かというとやはりそうでもありません。
休みの日に家族でドライブを楽しんで帰る途中で事故にあって大怪我をした。なんていう話は珍しくもありません。
健康法や食事療法でも同じです。
どんなに素晴らしい運動、ノウハウ、栄養でもその扱いを間違えれば、それが原因で体を壊してしまいます。
「アメリカを代表するような女優が行っている健康法を真似して万人がうまくやれるか?」
と考えてみてください。
そんなもの、自動車でいえばF1マシンのようなものです。
人と人が協力することによって二人以上の力がでるという事があります。
人にはチカラをあわせて1+1を2や3、場合によっては10にまでしてしまうそんな不思議な力があります。しかし、理屈で考えれば1+1は絶対に2にしかなりません。
自律神経にもそのような面がありますね。
睡眠不足、不規則な食事、ろくな休日もなく、酒もタバコもやるという人でも健康で元気な人はいます。一方、ありとあらゆること、生活の細部にわたって神経質なぐらい気をつかっているのに病気を抱えている人もいます。
自律神経の働きを整えるには理屈や理論で考えない方がいい場合もあるということです。
自動車の話にもどってみましょう。
運転教習所で車の操作方法、運転する際の心構えを徹底的な講義で学んだとします。それだけで自動車が運転できるようになる人などまずいません。
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自律神経失調症
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