緊張と弛緩の話
2014年09月16日
「緊張しているから、ストレスがあるからリラックス。」
と多くの人が考えます。
しかし、これでは体は元気になりません。そもそも多くの人が体をゆるませるということを間違えて考えています。
これは呼吸で考えるとわかりやすいでしょう。
緩むということは、息をはくということです。ひたすらリラックスするということは、ずっと息を吐いているようなものです。そんな事をしたら息が苦しくなってしまいます。息を吐こうと思えばまず息を吸わなければいけません。つまり、リラックスしようと思えばまず緊張することが必要だということです。
このことを踏まえると、
「緊張できなければ弛緩できない。」
という事がいえるのがわかります。
息を吐くためには、息を吸うことが必要なように、リラックスするためには、緊張することが必要です。このことを理解しないで、リラックスすることはできません。
いいかえれば、ストレスがたまってリラックスできないという事は単に緊張することができない状態ということです。
ここで考える必要があるのは緊張できないということはどういう状態か?ということでしょう。
・仕事、勉強に集中できない
・努力できない
・意欲がでない
という状態です。
さて、こんな事をいうと必ず、
「じゃあリラックスできないということは、集中できないということじゃないのか?」
なんていいだします。
どっちが先かというと、まず緊張することが先です。
自律神経は交感神経と副交感神経にわかれますが、どっちが主でどっちがサブか?副という字がどういう意味かを考えればすぐにわかることです。
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