いつも腕が疲れている人
2014年09月09日
いつ体をみても、腕の疲労がひどい、そういう人がいました。
私は、
「体の使い方が下手だね。」
という指摘をしていました。
ちょっと重い荷物をもったり、ハードな仕事をすると腕の疲労がひどくたまってしまって、そこから体の調子が悪くなるのです。
余談ですが、整体で腕の状態を確認すると、
「自分の腕がこんな事になっていとは・・・。」
という人がすくなくありません。
人間の体というのは、腕に疲労がたまっても普通は全身が疲れたと感じます。腕がつかれているという事を自覚できる人はほとんどいません。
さて、今回の方は、指にできたタコが最近になってどんどん大きくなるという話でした。私は気にもしていなかったのですが、長く整体に通われている方だったので、自分の指の使い方がおかしいという事に気がついたのです。
10年以上前に、指を怪我して指がまとも動かなくなりました。
そのためその指を動かすために隣の指にそえて動かすという事を自然にやるようになったのです。
わかりにくいので、試しに中指と薬指を常にくっつけて腕を動かしてみてください。指の力がまったく抜けないことがわかるでしょうか?
何をしても腕がつかれるのは、この指の使い方が原因でした。
以前、怪我をしたときには、
「もう死ぬまで指は動きません。」
と言われていたそうですが、
「そんなはずはないから動かしてみなさい。」
と話すと多少ぎこちないものの動きました。
それではと、指をバラバラに動かすように指導したところ、指にできていたおおきなタコは2週間で消えてしまいました。あまりに強く隣の指を添えていたので、タコができていたのです。
さて、腕の緊張が強くなった場合、交感神経の過剰な緊張がおこります。
腕の疲労からくる体の問題で比較的多いのは、耳鳴りでしょうか。腕からくる交感神経の緊張は内耳に影響することが多いのです。人によってはめまいがすることもあります。
自律神経の働きはこんな事が原因で悪くなるということです。
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