介護と整体の話
2014年04月22日
整体勉強会の1回目がおわりました。
参加した方と介護の話になりました。私が考える介護というのは、
「介護がいらなくなるようにするのが介護」
だということです。
体というのは、使っていなければどんどん弱っていきます。
日がな1日テレビみて、適当に食べて寝てという生活を繰り返していれば、膝や腰が痛くなったり、満足に体が動かなくなってくるのはあたり前です。ですから、介護というのは手厚くるすればするほど、介護を受ける方の体を弱めてしまいます。
介護をされている方は、どうもこの辺りを勘違いしているのではないか?
と思う事が多いといえます。
関係ないですが、選挙運動も同じように感じます。
選挙にでる人は
「一生懸命福祉をやります!」
と訴える人が多いのです。
でも、それではいけません。福祉というのはやればやるほど、福祉を受ける人の生きる力を弱めていってしまいます。だから、私が目指して欲しい社会は、
「福祉がいらない。福祉などなくても皆が幸せに暮らせる社会。」
なんですけどね。
話を戻します。
福祉を不要にする事を目指すのが本当の福祉だと私は思います。
そして、それはそれほどむずかしい事ではありません。
「10km走った人にだけ食事を与える。」
という具合にすれば、たいていの人は一生懸命に走るのじゃないでしょうか。走るが無理なら歩くでもいいです。ちょっと乱暴に聞こえるかもしれませんが、基本的にこういう考え方でよいと思います。走れない、あるいは歩けない人をどうやって歩けるようにするかが本当の福祉ではないでしょうか。そうすれば、死ぬまで元気な人はもっと増えてくるはずです。
ある程度の年齢に達した方は、死に方についてちょっと考えてはいかがでしょうか?
体をどんどん弱めていって、食べるものは管から体に直接いれて、排泄は他人のお世話になって、という状態になるのはほとんどの人は嫌だといいます。にも関わらず、それに向かってまっしぐらという人が少なくありません。
年とともに衰えて介護が必要になるなんていうのは大きな勘違いです。死ぬ直前まで元気でいる事はそれほど難しくないからです。
関連カテゴリー<
整体について
>