耳鳴りについて
2014年03月26日
耳鳴りについての理解が少し変わってきました。
今回は、ちょっと思いつくままに書いてみようと思います。
最近、特に気にしているのが頚椎5、6番です。
これまでも説明したことはありますが、直接、耳に関係が深いのは頚椎6番なので、耳鳴りの原因は頚椎6番の異常といってしまっていいのですが、5番も一緒に調整しておくとその後の様子が違うように感じます。
頚椎5番は胃の働きに関わります。
副交感神経に関係する骨ということです。ですから、頚椎5番を調整しておくと、副交感神経、特に胃の働きが整うということです。
胃の働きは耳鳴りに関係ないと思う人もいるでしょう。
しかし、耳鳴りのする人は副交感神経の働きが悪くなっているから、たいてい胃の働きが悪くなっています。それをどうやって整えるか?というのは非常に大事なことです。深呼吸してそれでしまいならいいですが、耳鳴りがするような人が、見よう見まねで深呼吸したぐらいで自律神経のバランスが整うようなことはあまりないと思います。
深呼吸というのもやはり技の一つなので簡単なものと考えてはいけません。
頚椎5、6番を調整すると食欲に大きな影響がでるようです。
いままでは食欲の調整には、左の足首、胸椎6番、胸椎3、4番の調整をやっていました。それでそれなりの成果はあがっていたのですが、頚椎5,6番を調整するとさらに具合がいいように思います。ここを調整しておくと腹八分目で食事がとまるようになります。胃の働きが悪いのに、食べ過ぎるというのは体を大きな悪影響を与えますのでとても重要なことです。
また、私自身の体の感覚でいうと、腕が疲れているときは食べ過ぎるようになります。
腕を使いすぎると、頚椎6番が弾力を失ってしまいます。だから、腕の使いすぎで耳鳴りがするという人はある程度の割合でおられます。それほど多くはないのですけどね。
あちこち散々、相談してまったあと、うちにきた結果、
「これは腕の使い方が悪いせいだね。」
という方がまれにおられます。
でも、頚椎6番が悪いと食べ過ぎるか?
というと、それはないような気がします。腕にに疲労がたまると胸椎8番が悪くなるのです。そのせいで必要以上にたべてしまうようになるのです。整体としう仕事をしているせいか、私の体だとそれがこの傾向が顕著で、胃の調子が悪い時に整体をしているとキーンという耳鳴りがしてくることがあります。
私の場合は、疲れを抜いて胃の働きを整えればすぐに耳鳴りはとまるのですけどね。
さて、整体についての知識がない方には意味がわからないかもしれません。
わかりやすく翻訳してみると、
・腕の疲労 → 交感神経の過剰な緊張
・胃の働き → 副交感神経の働き
と置き換えて考えてみると少しはピンとくる人もあるかもしれません。人によっては、腕の疲労はかえって食欲が落ちるケースもありますので逆で考えてみてもいいでしょう。
耳鳴りというのは耳をどうこうしようとしてもうまくいきません。
どうして耳がおかしくなっているのか掘り下げて考えないといけないので、少々厄介なのです。
今回は、食と腕という点からアプローチしてみましたが、実際は、冷え、汗というキーワードがさらに絡んできてさらに複雑になってゆきます。
関連カテゴリー<
耳鳴り(耳なり)
>