ブログ「日々整体」

痛いというのは正常です

頭が痛い、首が痛い、腰が痛い、また、背中が痛い。
などと相談にこられる人に、

「痛いのなら問題ない。」

という返事をすると、みなさん驚かれます。

たとえば、腕をとがったものでひっかいて傷ができたら、血がでてきた痛くなるのが正常な状態です。腕に傷ができたのに、血が出なくて、痛みもないとなればそれこそ一大事で、生き物として大きな問題を抱えているといわざるをえません。

繰り返しになりますが、痛いということは治ろうとする治癒力が働いているということです。
体の不調をかかえている方の多くは、この治癒力がうまく働いていません。だからこそ、体の調子が悪くなるのです。落ち着いて考えれば当たり前のことなのですが、

「この痛みを早く止めたい。」

と叩いたり、つねったり、薬を付けたり、飲んだりと慌てて痛みを止めようとしてしまいます。
痛みがあるのが治癒力が働いているとうことですから、痛みがなくなるということは治癒力がうまく働いていないとうことです。

体に異常があるのだから、痛いのは当たり前です。実際、痛みを感じるとうことは、治ろうとする治癒力が働いているということです。ですから、

「腰が痛くなってきた。」

なんてことをおっしゃりはじめたら、

「それはよかったですね。」

と私は安心します。
体がよくなる課程でみがでてくるということはとてもいい傾向だということは知っておくといいでしょう。
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