
2011年10月24日
日常的に飲酒されている方はご自身に質問してみてください。
「お酒の量は適切でしょうか?」
お酒の飲み過ぎが体に悪いというのは、たいていご存じのことでしょう。
それをわかった上で、お酒を飲んでいるのですが、体をこわさないように注意している。たいてはそうだと思います。
ただ、日々整体に取り組んでいて、ちょっと面白い事があります。
それは、
お酒の飲み過ぎで体をこわしている方は、ほぼ間違いなく
「たいして飲んでいない。」
または、
「適切な量しかのんでいない。」
と、そうおっしゃられます。
さて、こういう方につっこんで質問をしてみると、
・1日ビール1本だから大丈夫
・ちゃんと休肝日を作っているから大丈夫
・たいした量を飲んでいないから大丈夫
こういう具合に考えておられるようです。
この大丈夫というのはいったいどこからくるのか?残念ながら、お酒を飲むための言い訳を自分自身にしているだけのことがほとんどのようです。
ですから、私はつづけてこう質問します。
「お酒をおいしく飲めていますか?」
「お酒を飲んだ次の日は調子が悪くなっていませんか?」
すると、言葉につまります。
おいしくないのに、うさばらしのためだけに飲んでいたりするのです。
最初に
「お酒の量は適切でしょうか?」
と、質問しました。
もし、この質問に「適切だ!」なんて思った方はたいてい飲み過ぎていると思った方がいいかもしれません。
2011年10月18日
体の調子をくずすもっとも多い原因は食事のとりすぎです。
肩がこる、腰がいたい、頭が痛い、首がつまる、などなどの原因はたいてい食べ過ぎといっていいでしょう。そこで、実際に食事の量を減らすように指導をさせてもらうことが多いのですが、
『食事はちゃんとひかえています。でも、調子がよくなりません。』
そうおっしゃっておられる方がおられます。
そんな方でも体の状態を確認するとと、食べ過ぎである事がほとんです。そういう方がおおいので、先日、私が食べているお弁当をみてもらいました。
私の場合、基本1日2食なのですが、その2食はたいていお弁当ですませますので、そのお弁当をみてもらったのです。
すると、みなさん、言葉につまっておられました。
「こんなに少ないのですが。」
と・・・。
そして、この量を参考に、食事の量を調整してみますといってかえっていかれませいた。
食べ過ぎは自律神経のバランスを乱すのです。
2011年10月11日
「ウォーキングが体にいい」
この言葉に嘘はありません。しかし、歩き方を間違えるとウォーキングで体を壊してしまう事があるのはご存じでしょうか?
実際、日々整体をしていると、
「毎日1時間ウォーキングをして半年になります。」
なんていう人が少なくありません。でも、そういった人の体が理想的か?というと全く逆であることがほとんどです。どうしてそうなるかというと、歩き方が悪いからです。
ここで最初にもどりましょう。
「ウォーキングは体にいい。」
これは嘘ではありません。
しかし、歩くときフォームが悪いとかえって体を壊してしまいます。運動を指導する場合は、こうった点をお伝えしていかないといけないのですが、説明を簡単にするためになのか、指導している側の知識が不足しているのか、また他に理由があるのかもしれませんが、ウォーイングをしている大半の人はご存じないようです。そのため同じようにウォーキングをしていても、調子がよくなる人もいれば、かえって調子を崩してしまう人もいます。
さて、ではウォーキングをする場合に気を付けなければいけない事も説明しておきましょう。
人間の体は歩くという動作をする場合、足の外側から親指にかけて重心が移動します。
ところが、親指ではなく小指側に重心を移動させてもあることができます。後者の場合、がに股でくたびれたような歩き方になるのですが、街で歩いている人をみかけると5人に1人ぐらいがこんな歩き方をしています。このような歩き方をしていると、外反母趾になることおおく、その結果、骨盤の動きが悪化して体のあちこちに異常がではじめます。
残念ながら、こういった事は言葉で説明してもうまく伝わらない事がほとんです。
そこで、どうすればよいかを説明しておきましょう。
親指に重心が移動するようにあるいた場合、キビキビとした歩き方になります。つまり、よい歩き方というのは集中してキビキビあるくという感じになるはずです。一方、ただ歩けば良いと考えてダラダラあるいていると外よりに重心移動することになって、足をいため、骨盤に悪い影響を与えはじめます。くたびれてダラダラやるような運動ならやらない方がよほど体によいのです。
2011年10月06日
体について相談として一番おおいのが、
「どんな体操したらいいですか?」
「運動した方がいいでしょうか?」
というものです。
さて、運動するのは体にいい。
それは嘘ではないのですが、間違ったやり方をすると、効果がないだけでなく、かえって体を痛めてしまうこともあります。
体を動かすことで体調を整えるのはけっこう難しいのです。実際、毎日1時間のウォーキングをやっているような方の体の状態を確認すると、たいていよくない歩き方をしてかえって体をこわしています。
さて、どうしてこういう事が起こるのかというと、
「体がにぶくなっている。」
という事がいえます。
例えば、
・食事を取りすぎたら胃がもたれる
・気温が下がって冷えを感じる
・無理のある運動をして体を痛める
こういうものは、あたりまえの体の感覚なのですが、体の調子をおかしくする人はこういう感覚がとてもにぶくなっています。だから、不適切な運動や体操をして体をおかしくしていっても、その変化は急に現れるわけではありません。気づいた時には、ほぼ間違いなくかなり悪化させてしまっています。
もっと、簡単にいうと、体の感覚のにぶい人が、
「ウォーキングは体にいい。」
そう考えてウォーキングをしても、たいていの場合、足のさばきがおかしいために、かえって体をおかしくしてしまいます。
変な歩き方で3ヶ月もウォーキングをつづけると、ほぼ間違いなく体をこわします。この事をふまえて、体操なり運動をしていかないといけないということです。
2011年10月05日
体を好調な状態を保つとき一番気を付けたいのは食べ過ぎです。
実際、肩がこるといってこられる肩には、単純に食べ過ぎて体調を崩している人がとても多いといえます。ところが、その事を指摘しても、
「そんなに食べていない。」
と反論される事がほとんどです。
残念ながら、私は体を見ることに関しては専門家です。食べ過ぎの体がどうかを判断するのは数秒もあれば事足りますので、間違えることはまずありません。
多くの方は食事が朝、昼、晩の3食であることに疑問を感じないようです。
ところが、今の日本の食事情で3食たべるとほぼ間違いなく食べ過ぎになります。ここがすでに勘違いの元になっているといえます。少なめでも3食食べればほぼ間違いなく食べ過ぎになってきてしまいます。
また、たいていの場合、体調の悪い方は、これにお酒が加わってきます。
「毎日、ビール1本だけしか飲んでませんっ!」
なんて、いってこられる方もいますが、ビール1本ならいいなんていう規準はいったいどこからくるのか?ということについてはあまり考えたりはされないようです。
体調を整えようとおもった時にもっとも大切な事は食事の量をコントロールすることです。
ですから、昔からある言葉で、
「腹八分目」
というのは、実はとても重いテーマだという事がいえます。