ブログ「日々整体」

熱中症で倒れる体質とは?

「熱中症とはなにか?」


と、問われたら、


「気温の上昇によって体に変調をきたすこと。」


という説明でわかったような気分になるかもしれません。
でも、これだけでは説明は不十分です。そして、私もつい最近まで、熱中症というのは心臓や肺が縮んでしまっている状態だと考えていましたが、もうちょいと掘り下げて考えた方がいいなぁと思い始めました。なんでかというと、熱中症で倒れてしまう人がいるのに説明がつかないことがあるからです。


「熱中症で倒れてしまうなんざ、暑さに気がつけないぐらい体が鈍感なせいだ。」


なんていっていたんですが、どうもそうではなく暑さで体の状態が悪くなった時に、逆に元気になってしまうという人がいるのかもしれないと気がついたからです。まぁ、倒れてしまうのですから、本当は元気にはなっていないのですけどね。


で、熱中症が何かということをまず決めてしまいましょう。
人間は体温が上がりすぎると生命を維持できない生き物です。ですから、気温の上昇に連れて体温があがりすぎると、体温を下げる働きが体に起こります。発汗なんかがわかりやすいですかね。

勘違いしやすいのは腎臓の働きが低下することでしょうか。
体温の上昇を防ぐのにもっとも簡単な方法は涼しいところでじっと体を休めることです。犬や猫なんかを観察していると、暑い日は風通しのよいところでおとなしくしていますよね。彼らは怠けているわけではなく、生命を維持するために必要な行動をとっているわけです。

人間は、腎臓の動きが落ちると積極的に行動しなくなります。
あるレベルまで気温があがってくると、やる気や意欲がでなくなって、休みたいという欲求がでてくるのは腎臓の働きが落ちてくるからです。そうすることで体に大きな負担をかけないようにするためで、おそらく犬や猫も人間と同様だと思いますね。この時、体が重い、だるいというようなものを感じますがこれは別に熱中症には含める必要はないでしょう。これは体が疲れたというのとほぼ同じ状態といえますから。


ところが、長時間暑さを感じる状況だったり、気温が異様に高かったりすると、体温を下げて一定に保つことができなくなります。で、この状態を熱中症というわけですね。

骨でいうと頚椎6番に異常見られる状態です。
だから逆にいうと、頚椎6番が正常であれば、暑いだの、辛いだのいっていても体は健全だということでもあります。この時に、ほとんどの人に起こるのは頭痛ですかね。そこから内臓の動きに影響して、胃袋だったら吐き気がしますし、心臓だったら動悸が起こったりするわけです。

頚椎6番というのは、発汗能力を表しているとずっと説明していました。
発汗能力に支障がでている状態が熱中症というわけで、汗をかくことで体温調整ができなくなった状態を熱中症という言い方もできますね。

熱中症に対する耐性は個人差があります。
気温が高くなるとすぐに辛くなる人もいれば、暑いのが好きで気温が高いと元気になる人がいるわけで、その差は頚椎6番の差ということがいえるわけですね。

ですから、元気に暮らしたいと思うのであれば頚椎6番をよい状態に保てばいいのです。
でも、ちょっと前に子供が亡くなったせいで、


「すべての学校にエアコンを導入しろ。」


という論調があるようですが、これは結構困った意見です。
頚椎6番を健全な状態に保ちたいのであれば、日常的に適度な汗を書いている必要があります。エアコンで部屋の温度を下げて汗をかかないようにしていると、6番からは健全さが失われていきます。これがいわゆるクーラ病というやつで、そんな状態では気温の変化にまったく対応できなくなります。結果的に熱中症で倒れてゆく人間が増えてゆくとうか、今現在そういう状態でこれからますますひどくなってゆきそうですけどね。

最近の子供の頚椎6番は一様にひどいのです。
私と同年代以上の人間であれば、子どもたちが年々ひ弱になっていっているのを肌で感じているのじゃないですかね?これは頚椎6番の状態を反映しているということがいます。


さて、熱中症というものがどういうものかは把握してもらえたでしょうか。
かなりの部分を省略してしまっていますが、とりあえずこの程度の理解はしておいてもらうと、どうすればいいかは考えていただけるのではないでしょうか。


さて、熱中症で倒れてしまう人がいる問題です。
本来であれば、人間は体温調整の限界がきてしまう前に、内臓の動きが低下して体が動かなくなってしまいます。ところが、もともと腎臓に問題があるという人、例えば、尿から蛋白がでている人だったり、頚椎6番に問題が起こった時にそれが腎臓に影響して過剰に働いてしまうという体質の人がいます。

こういう人たちは、過剰に働いた腎臓に影響をうけて心臓も活発に活動してしまうようです。
倒れた人たちは、


「まだ、大丈夫だと思った。」


という人が多いそうですね。
体の状態がどんどん悪くなっているのに、心臓だけは活発に動くものだからそれに気がつかずにいるわけですよ。案外、レアなケースではなく、こういう体質の方は珍しくないという程度にはみかけますので、自分が暑さに強いと考えている人なんかは、本当にそうなのかは疑ってみてもいいかもしれませんね。

まぁ、もちろん体が鈍くなって暑い事に気が付かなったなんていう人も少なからずいるでしょう。


「暑いのが駄目だ。」


なんて短絡的に考えないで、自分の体はどうなのか?そういう風に考えてみたらちょっと違う発想もでてくるのじゃないですかね。

あと、ついでに書いておくと現在の医療は、頚椎6番を健全にするというのを壊滅的に苦手にしています。ですから、熱中症の本当の問題点はこういうところに由来していると私は感じていますね。
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