ブログ「日々整体」

グンダリニー症候群

病気やら症候群の数は日に日に増えていると感じます。
だから、


「なんですか?それは?」


と聞き返すことが日常茶飯事です。
ただ、私が初めて聞いた単語で困ることなどまずありません。なぜなら、私は体に何が起こっているかについていつも考えているからです。そして、この仕事をやっていて思うのは、症状別に分類をするからおかしなことを言い出す人が多くなるんだということです。


平たく言ってしまえば、頭痛がするというのと、下痢をするとうことの原因が同じであるということだって珍しくありません。そうであれば、頭痛と下痢のケアがほとんど同じであるということでもあります。症状別に適切なケアをする必要があると考える人には、けしからん、馬鹿な話に聞こえるのでしょうね。


で、先日、私はグンダリニー症候群ですという人がやってきました。
こういう時に、私が最初にする質問は


「何をもって自分がグンダリニー症候群だと判断したんですか?」


で、決まっています。
すると、



「何人かに見てもらったらそう判断されました。症状を調べると自分でもそう思う。」


ということでした。
そういうことなら、グンダリニー症候群であると判断した人に面倒をみてもらえばいいとおもうのですけどね。偉そうに病名を付ける人は、判断はするけどどうすれば元気になるかがわからないわけです。私に言わせれば、


「そんないい加減な話に振り回されてどうするんだ。」


ということになります。

何かわからないけどあなたの体に起こっている現象にとりあえず名前をつけてみましたというだけの状態でしかありません。この判断をした人は、何にもわかってないのに、名前をつけてわかった気になって偉そうにふんぞり返っているというように私には感じられます。で、そんないい加減な話を私のところにそのままもってきてどうにかなりませんかというわけですからずいぶん失礼な話です。


さて、グンダリニー症候群ですが、世間ではどういう具合に考えられているのか調べてみました。するとヨガの修行でうっかりチャクラを開いてしまって人が、それが原因で心身に不調をきたすものなのだとか。本人もそんな事をいっていましたから、たぶんだいたいあっているでしょう。

ヨガついてはそれほど詳しくはありません。
ただ、チャクラや気の流れということについては問題ない程度には理解しているつもりです。

普通の人が相応の準備もなくチャクラを開いてしまうと気が狂ってしまうでしょう。
ただ、才能があって努力を惜しまないというような人が一生涯をかけて修行したってチャクラを開く事などはできないだろうと思います。


チャクラが開くというのがどういうことかは言葉で説明するのはなかなか難しいのですけどね。鋼の錬金術師という漫画の登場人物は、人間を錬金術で作り上げる際に、知識の門を垣間見て、それとともに体の一部を失うという体験をするんですが、それが一番イメージに近いかなぁと。まぁ、興味が沸くようでしたら、読んでみるといいかもしれません。で、それぐらい難易度が高いというか、キリストとかシャカとか呼ばれているような人ならたぶんできるんじゃなかいかなぁと、チャクラを開くというのはそういうレベルの話なわけです。

で、そんな事ができる人がそこら辺にゴロゴロいるわけがないのです。
さらに付け加えるならうっかりで開くということであっても、それなりの体の状態でなければ無理なはずです。たぶん、血管に流れる血液に含まれている赤血球の流れを感じ取れるというぐらいの身体感覚は必要ではないでしょうかね。もちろん私には無理な話です。で、そういう体の持ち主だとちょっと触れるだけで、


「この人はなんか違うな。」


というのがすぐわかるだろうと思います。
いいとか悪いとかではなく、心身を高めているという人は体に触れた時の感触が全然違うのです。


話を戻します。

体の様子をみたところ、たしかに気の乱れというのは生じていました。
私はあまり気の流れが乱れているという表現を好まないのですけどね。ただ、整体というのは気の通りが悪くなっている部分を見つけるのが基本だったりします。体のどこが悪くてどうしてあげれば整ってくるかというのはおおよその検討はすぐにつきました。


どうもグンダリニー症候群というのは胸椎8番と、11番の異常が繋がってしまっておこるのではないかと思われました。そうなると心身の安定がとれなくなって通常の生活もままなくなるのではないでしょうか。通常は、そういう事がおこらないように体の方が遮断しているのでしょうね。ところが、ヨガなんか修行でうっかりつなげてしまったりすることがあるのではないでしょう。禅の修行だと、そういう時にどのように対処すればよいかちゃんと指導されるということも聞いたことがありますから、本来はヨガにもそれなりのノウハウがあると思うのですけどね。


生兵法は怪我の元なんていう言葉のとおりなのでしょう。
相応の指導者の元で適切な稽古や修行ができればいいんでしょうけどね。ただ、この理屈なら胸椎8,11番が整えば元気になるだろうと思いますし、実際そこには明らかな異常がありましたから、ほぼ正解だろうと思えましたけどね。

ところが、チャクラが開いておかしくなったという前提でしか考えられなくなっている人にはなかなか受け入れ難いようでした。

まぁ、この事を本人にそのまま言うと、


「あなた程度の才能と努力でうっかりでもチャクラが開くことなどありえない。」


ということになりますからね。
本人はチャクラが開いたせいで、気の流れが乱れて生活もままならないと信じ込んでいるわけですからなかなか受け入れがたいようです。
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