ブログ「日々整体」

扁桃腺の話

「熱がでてきますよ。」

整体をしているときにわたしがよくいっているセリフです。
熱を出すというのは、体を整える時の体の働きです。だから、体がかわるときにはたいてい熱がでてきます。

だから、熱がでたときには熱を下げようとしないほういいのです。
熱は出し切れば必ず下がってきます。だから、熱がでたときに熱を上げるようにしてやるのがよいのです。下げたりすると、帰って熱が長引いてしまいます。

さて、体の状態が整うときには熱がでます。
ところが、完全に熱がでる状態になっているのに1ヶ月以上熱がでてこない人がいました。もちろん、その間は体はすごくつらい状態になります。さすがにおかしいということで、気がつきました。

「扁桃腺を切っていませんか?」

と質問してみるとまったくその通りでした。

一昔前は扁桃腺をきってしまうことがよく行われていたそうです。

熱がでなくなる→風邪をひかない

というような考えだったのだろうと思います。

ところが、熱がでないということは体を整える上で非常に不利です。
人は体を整えるときに熱を出すからです。熱がでなければ体を整えることができないのです。

そういう方はどうなるか?

というと人間の体はよくできたもので、違う部分が扁桃腺のかわりをしてくれます。扁桃腺のかわりはリンパがやってくれるようです。ただ、完全なかわりはしてくれないようです。そのため非常に熱がでにくくなります。

桃腺を切ってしまっている人は、体が整いにくいのです。
もしご自身がそうであるなら、こういう自分の体の特徴は理解しておくほうがよいでしょう。
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チョコレートは体によいか?

最近、急に冷え込んできました。
するとは私は途端に鼻水が垂れてきます。もともと鼻の骨にねじれがあるので鼻の片方が常につまっているという状態です。鼻が弱い体質といえるかもしれません。

さて、体が冷えると鼻がつまって鼻水がでてきます。
自律神経で考えると、副交感神経の迷走神経が緊張します。わたしの体だとこの時に鼻水が垂れてきます。

よく、

「おなかを冷やした。」

という言葉を使うことがあると思います。
これは迷走神経が緊張したということです。ですから人によっては迷走神経が緊張したときには、お腹が痛くなったり、下痢をしたりします。

逆もまた言えます。
夏にお腹をだしっぱなしにして寝た。アイスやジュースなど冷たい物をたくさん食べた。という事をやっても、迷走神経が緊張していなければ、

「お腹を冷やした。」

ということはいえません。

また、

「風邪ひいたわぁ、お腹冷やしたかもしれん。」

とかいっている人がいれば、

「それは使い方を間違えている。」

という事を教えてあげてください。迷走神経が緊張して風邪をひくということはないからです。


さて、本題の迷走神経とチョコレートの関係です。
はチョコレートを食べたときにずるずるだった鼻水がぴたりと止まった事が何度もあります。チョコレートを食べると迷走神経の緊張が緩むからです。ですから、人によっては、お腹の痛いのや下痢をしていたのがピタリと止まる事があるはずです。

さて、おおくの方がこういう話をきくと、

「チョコレートは体にいい!」

と考えてしまうでしょう。

しかし、これは誤った考えです。
チョコレートを食べ過ぎると迷走神経が緊張しはじめるからです。

「緩むのか緊張するのかどっちなんだよ。」

と思うかもしれません。

「チョコレートは適切な量だと体にいいけど、食べ過ぎると毒にる。」

これが正解です。

私が整体指導をしている人にいつも説明している目安は、

「よく食べて週に1回」

です。


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食べない方が元気がでる

「朝食は食べないと駄目だ。」
「1日3食食べないと駄目だ。」

と、考えている人が圧倒的に多いです。
しかし、ちょっと掘り下げて考えてみれば単なる思いこみであることがすぐにわかります。

「これから40km走ります。」

という人はお腹いっぱい食べたりしません。お腹一杯食べれば重くなるのは誰にでもわかることでしょう。

「今日は大切な試験があります。」

という方もお腹一杯食べたりしません。腹一杯食べれば頭の回転が遅くなるからです。そんな事は誰にでもわかることです。しかし、とんどの人は逆をやろうとします。

プロボクサーは試合前に食事を減らして減量します。

なぜか?

それは簡単です。
減量した方が強くなるからです。食事を抜いていると視力、パンチ力、スタミナ、撃たれ強さ、すべての能力が高まってきます。

野生の生き物でも同じ事が言えます。
ライオンはお腹がすくまで狩りをしません。今食べておかないと明日食べれないとか考えたりはしません。もし、お腹がすいたときに元気がでなければどうなるか?うまく獲物をとることができなくなってしまいます。

お腹がすいている方が体は元気なのです。ちょっと考えてみればわかることではないでしょうか?

自律神経で考えてみると、お腹をすかせた状態だと交感神経が高まってきます。ると、やる気、元気、集中力、持続力、全てが高まってきます。

元気でなければ飯を抜くのです。

それだけで解決する体の問題はとても多いのです。

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整体の時間は短い方がよい

整体の創始者の故野口晴哉氏は整体にかける時間は一人2分30秒だったそうです。
それゆえ、お弟子さんたちは

「1点整体」

と呼んでいたのだそうです。体の事を深く理解したときには、時間は2分程度で足りるのです。

ところが、多くの人は勘違いします。
いまでもよくある質問は、

「時間はどれぐらいですか?」

というものです。

私が整体にかける時間は20~30分程度です。
人によっては40分以上かけることもあります。でも、はじめたころは今やっていることをやるのに60分ぐらいかけて整体していました。人の体の事を理解すればするほど、整体にかかる時間は短くなってきます。

また、そのほうが自律神経の変化がとても大きいということもいえます。
本当に悪いところというのは、実は一つです。その1点さえかえてあげれば、体はすべて変化してきます。あっちも悪い、こっちも悪い、と悪い部分を箇条書きにして順番に手当てするというのは間違いだといえます。1点を変えてしまえばすべてかわってしまう。人の体というのはそういうものなのです。

ですから、私はさらに時間が短くなるように日々勉強しているつもりです。
自律神経のバランスが乱れたときに、すべてを整えてしまう1点を見つけるようになるにはあと何年、何十年かかるか?そういうつもりで取り組んでいます。
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風邪をひかない人の体はボロボロ?

風邪をひかない人の体はボロボロです。

がおかいしと相談にこられる方の大半は風邪なんかここ何年もひいていないということがほとんどです。


「風邪を一切ひかないから丈夫だ。」

「風邪をひくなんて自己管理がなっていない。」


んな事をいう人がいますが、ほんとうはまったく逆です。なぜなら、風邪というのは、究極の自然治癒だからです。どういうことかというと、


に問題が発生したとき、体内にウイルスや菌がはいった時に、体は痛みや熱をだします。


とえば、刃物の扱いにミスがあって、手を切ったとします。すると、血が出てきて痛みを感じます。もし、そんな状態で、痛みがない、血がでない、ということであれば、生物として重大な問題があるということがいえるでしょう。


くの人は、痛みや発熱を早くなくそうと、痛み止めの薬を使ったり、熱を下げる薬を飲んだりします。しかし、これは大きな間違いです。なぜなら、痛みや発熱は治癒力を高めるためにでるものだからです。


痛みや発熱は治癒力を高めるためにでるものです。

間の体は怪我や故障をしたときには、


①血管を開く

②痛みを出す

③発熱する


という3つのプロセスで体を治します。こうやって傷んだ体の部分の血流をふやして壊れた組織を修復してゆくのです。


風邪による発熱についても同様です。

内に菌やウイルスがはいったときには、免疫によってこれらを退治するのですが、この免疫は体温があがったときにもっとも強力になります。つまり、体温をあげて、免疫力をあげることによって菌やウイルスを退治するのです。これは多くの人が恐れるインフルエンザでも同じ事がいえます。高熱がでるということは、それだけ免疫が強力に働いているということなのです。


みや発熱は体の調子を整えるために必要であるということです。


に痛みがでたということは、治癒力が働いて壊れた腰の組織を修復しようとしているということです。


邪で熱がでたということは、免疫が働いて菌やウイルスを退治しているということです。


れなのに、痛みや熱を薬でおさえてしまったら、治癒力がうまく働かなくなってしまいます。いつまでたっても、風邪や痛みがおさまらない。それは薬を飲んで治癒力が働かなくなっているせいです。




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