ブログ「日々整体」

それは痛がっておいてください

腰を痛めてしまったとします。
この痛みをとる方法はいくらでもあると私は思います。私がやっている整体が、

「唯一無二、絶対の方法だ!」

などとはこれっぽちも考えてはいません。

だから、

「明日、大事な仕事があるからすぐに動けるようにしてくれ。」

と言われれば、

「それは私がやる整体では不向きだから他をあたってもらうほうがいい。」

と答えると思います。
でも、

「3ヶ月後に元気に働けるようになりたい。」

ということでしたらいくらでも相談に応じます。

これはどういうことかというと、

結果より経過が大事

だと考えているからです。

腰が痛いとき、その痛みを私がとってはいけないと考えています。
どういうことかというと、何をすれば?どのようにすれば痛みが取れるか?ということを教えるのが本当の整体だと私は考えています。

相談に来られた方に自分で自分の体を治してもらっているのです。

腰が痛いときはたいてい、腰椎2,4,5番に問題があります。こで、多くの方はこの悪くなった腰椎を正せば良いと思うことでしょう。

でも、私はそう考えません。

「どうして、その腰椎が悪くなったのか?」

ということを考えます。

食べ過ぎたのか?
体の使い方が悪いのか?
無理な労働をしたのか?
体を冷やしたのか?
眠りが悪いのか?

体の状態をみて、

どうすればそれが解消されるのか?
どうすればそれがもう起こらないのか?

それを見極めるのが整体という技の本質なのです。

だから、私はたまにこんな事をいいます。

「この痛みはこのままおいておきましょう。」
「それは痛がっておいてください。」

笑う人がおおいのですが、私はおおまじめにいっているのです。
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武道と整体について

「私は何か大きな勘違いしていたかもしれない。」

そんな事を考えています。
というのは、古武道を研究している甲野義紀氏の本を読みました。そこにはナンバという動きについて書いてあったのですが、ナンバの動きは整体の考えと相反する面があると考えていたからです。

ナンバというのは同側、つまり右手と右足、左手と左足が同時に動く体の動かし方と考えるとよいでしょう。ナンバ歩きというのは聞いたことがある人も多いかと思います。

昔の日本人はみな、ナンバ歩きだったという話も流れたりしたそうですが、どうやらそれは勘違いが広まってしまっただけのことようです。

さて、単純に考えるなら手と足は逆側に動く方が都合がよいのです。そうすることで、体がねじれて骨盤がしまるからです。

ところが、ナンバの動きは一部の特殊な技能をもった人が使っていた技術だったのだとか。中でも私が興味深く思ったのは、江戸時代には、60kmを2時間程度で歩くような速歩術があったそうです。まぁ、スピードからすると走っていると行った方が適切かもしれません。マラソンが2時間で40kmほどですから、よほど早いわけです。

またこの術、江戸から日光まで1日で移動できたら一人前とされたそうです。
その距離が150kmですから、恐ろしい距離です。その距離を移動して次の日はくたびれて動けないとなれば駄目だったそうですから、疲れをためずに早く移動する歩行法だったそうです。

明治までこの技術は残っていたそうですから、ずいぶんもったいないなぁと思いますね。まぁ、習得が難しくて誰でもできるとうようなものではなかったそうですが。

で、前置きがながくなりましたがこういう事をやっている人はナンバの動きをしていたそうです。

さて、

「手足は逆に動いた方がいい。」

といいましたが、完全に矛盾します。

こういう話、たいていの人は眉唾だと決めつけて無視していまうことでしょう。
しかし、私には、

「ぴぴぴっ!」

と来る物がありました。

というわけで、さっそくご本人のお話を聞いてくることにしました。
もしかしたら武道をはじめてみてもいいかもしれない。そういう風に思い始めています。

まったくの思いつきで終わるか、はたまた新しい気づきにつながるか今の時点ではなんともいえませんが、日本古来の体の動かし方とうのは、やはり日本人の体格にとても向いていると思えます。それを整体に活かすことができれば面白いことになるかもしれない?いまから、そうワクワクしています。
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つぼになど意味はない

「いまそれは何をしているんですか?」
「そこはどういうつぼですか?」

などと聞かれることがよくありますが、たいていわたしはまじめに答えません。どうしてかというと教えても意味がないだけでなくかえって害になるからです。

例をあげてみましょう。
なお、わたしはつぼという言葉があまり好きではなく調整点というようにしています。ですので、以降は調整点という表現をします。

肩こりにとても効果的な調整点というのは確かに存在します。
肩こりと一口にいっても人によってその性質が異なることがありますので、その人にとって効果的であるという事が当然として前提になります。だから、こういうこともふまえずに、

「肩こりにきくつぼはありますか?」

なんてストレートな質問をしてくる方には、

「そんなものはない。」

と答えるようにしています。

次に、パソコンを1日中使っているので肩がこるという人がいたとします。
確かに、目が疲れると肩がこります。胸椎1,2,3番の動きが悪くなるからです。でも、疲れというものは一晩寝れば抜けるものです。

一晩寝ても疲れが抜けない

というのは、体になんらかの問題があるからです。
たいていの場合、体の疲れが抜けないのはただの不摂生です。夜更かしだったり、酒の飲み過ぎだったり、食べ過ぎだったりが原因です。肩がこるというのは結局のところ、ただの不摂生が原因なのです。

さて、毎晩遅くまでお酒をのんで、

「目が疲れて肩がこる。」

という人がいたとします。
そういう人が、

「肩こりにきくつぼはありませんでしょうか?」

と聞いてきました。
あなたらならなんと答えるでしょうか?
わたしなら、

「まず酒をやめろ。」

と答えます。

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あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。
本日が今年の整体指導の最初の日になります。ちなみに、朝から電話がたくさんなっています。みなさん正月で調子を崩されたそうです。

ゆっくり休んでいると体はどんどん元気になるか?

というとそんなことはありません。
ほとんどの方は、体がなまってかえって重くなっているのではないでしょうか?体というのはそんなものです。

振り返れば昨年は整体技術を高める年でした。年は体についての知識と理解をさらに深めていこうと考えています。

体を元気にするのは簡単です。
70%ぐらいの人は食事を抜いて腹を減らしていればいいのですから。たったそれだけのことなのに、楽をして元気になろうとするから多くの人はうまくいかないのです。

ところが、それがうまくいかない人もいます。こが人間の体の肝になってきているのだろうと思います。

ここを理解するの非常に難しい。

簡単だといいましたが、本当は非常に難しいと思います。
あと何年生きることができるのかわかりませんが、死ぬ時までにはもう少しましな整体師になっていたいなぁと思っています。


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暴飲暴食にご用心

12~1月の期間はほぼすべての人が食べ過ぎてきます。

忘年会、クリスマス、年末、正月と食べるイベントだらけだからでしょう。
わたしにいつも食事について注意されているからでしょう。年があけると、

「食べ過ぎました。」

といって多くの人が整体にこられます。

かくいう私にもその経過がありますから、

「わかっていてもやめられない。」

それが本当のところなのでしょう。

ブログでも何回も書いていると思いますが、

「食べるのが駄目なのではなく、食べ過ぎるのが駄目。」

というのがポイントです。
だから、はじめて整体にこられる様な方には、わたしの弁当箱を見せるようにしています。
すると、一様に

「たったそれだけですか・・・。」

とびっくりされます。たいての方は私の倍以上は食べておられます。必要な食事量とうのはそれほど多くないのです。
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