それは痛がっておいてください
2014年01月25日
腰を痛めてしまったとします。
この痛みをとる方法はいくらでもあると私は思います。私がやっている整体が、
「唯一無二、絶対の方法だ!」
などとはこれっぽちも考えてはいません。
だから、
「明日、大事な仕事があるからすぐに動けるようにしてくれ。」
と言われれば、
「それは私がやる整体では不向きだから他をあたってもらうほうがいい。」
と答えると思います。
でも、
「3ヶ月後に元気に働けるようになりたい。」
ということでしたらいくらでも相談に応じます。
これはどういうことかというと、
結果より経過が大事
だと考えているからです。
腰が痛いとき、その痛みを私がとってはいけないと考えています。
どういうことかというと、何をすれば?どのようにすれば痛みが取れるか?ということを教えるのが本当の整体だと私は考えています。
相談に来られた方に自分で自分の体を治してもらっているのです。
腰が痛いときはたいてい、腰椎2,4,5番に問題があります。こで、多くの方はこの悪くなった腰椎を正せば良いと思うことでしょう。
でも、私はそう考えません。
「どうして、その腰椎が悪くなったのか?」
ということを考えます。
食べ過ぎたのか?
体の使い方が悪いのか?
無理な労働をしたのか?
体を冷やしたのか?
眠りが悪いのか?
体の状態をみて、
どうすればそれが解消されるのか?
どうすればそれがもう起こらないのか?
それを見極めるのが整体という技の本質なのです。
だから、私はたまにこんな事をいいます。
「この痛みはこのままおいておきましょう。」
「それは痛がっておいてください。」
笑う人がおおいのですが、私はおおまじめにいっているのです。
関連カテゴリー<
整体について
>