ブログ「日々整体」

自然な睡眠:理想的な体づくりと寝具の役割

現代の科学において、動物が睡眠を必要とする全ての理由やメカニズムが完全に解明されているわけではありません。ただ、動物の睡眠が果たすいくつかの重要な役割が研究によって明らかになっています。以下は、そのうちのいくつかです。

脳の休息と回復: 動物の脳も、人間の脳と同様に、活動中に蓄積される疲労や老廃物を除去するために休息が必要です。

記憶の整理と固定: 動物も人間と同様に、睡眠中に獲得した情報や経験を整理し、長期記憶に保存することが示唆されています。

身体の修復と成長: 睡眠中に成長ホルモンが分泌され、筋肉や組織の修復、細胞の再生が行われることは、動物にも共通しています。

エネルギー消費の低下: 動物も睡眠中にエネルギー消費が抑制されることで、エネルギーを効率的に利用し、生命維持活動を維持できます。

免疫機能の維持: 動物の免疫機能も、睡眠によって維持・向上することが示唆されています。

ただし、動物によっては独自の睡眠パターンや習慣があります。例えば、海洋哺乳類の一部は、半球睡眠を行うことで、呼吸や温度調節を維持しながら休息をとります。また、いくつかの鳥類は、飛行中でも短時間の睡眠をとることができます。

研究が進むにつれて、動物の睡眠に関する理解はさらに深まるでしょう。しかし、すでにわかっていることからも、睡眠が動物にとって重要な機能を果たしていることは明らかです。

整体という技術から睡眠を考えてみると、

「睡眠とは運動の1つ。」

という扱いになります。
運動というと体を動かしているのを想像するかもしれませんが、停止するというのも運動の一種と考えるのです。このことをもう少し広げて考えると、ヨガをする、瞑想する、深呼吸をするということもまた運動に含めて考える事ができますし、食事をするという行動にしても運動の一種に含めて考えます。

そして、整体というのは、適切な運動をできるように体を整える技術であるといえます。骨を整えるというのは、骨をきれいに並べるというのではなく骨が適切に運動できるようにするという事を意味している訳です。

さて、私は寝具について質問をよく受けます。
単純に、

「どのような寝具がよいのですか?」

というものです。
寝具メーカは様々な事を謳っているとは思います。しかし、整体師として言わせていただくと睡眠を寝具に頼るべきではないと考えています。

どういう事かというと、

「この枕があれば毎日8時間熟睡できて毎日が充実します。」

というような枕があったとします。こういう枕を利用して寝ていると、この枕でなければ熟睡できなくなってしまうからです。

野生動物が餌を人間からもらっていると、自分で餌をとれなくなるから野生で生きていけなくなるという話を聞いた事はないでしょうか。それと同じような理屈で、完璧な安眠枕で熟睡をしていると、その枕でしか熟睡できなくなってしまいます。仮に、火事で焼けたり、被災したりで枕を失ってしまったらどうなるでしょうか。あるいは、旅行や出張先のホテルにまでその枕をもっていかないと十分な眠りがとれなくなってしまいます。

ですから、理想的な眠りをしたいのであれば、

「いつでもどこでも熟睡できるような体づくりをしていくがよいです。」

という事になります。
その上でお気に入りの枕があるというのであればそれでよいとは思いますけどね。ただ、寝具にこだわってもあまりいい事はないというのが私の返事になります。
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