ブログ「日々整体」

起立性調節障害についての大きな勘違い

起立性調節障害だと言われる方の相談が増えてきています。
当然ですが、全員が小学から大学生です。最近は、基本的に医師に、

「問題ないから放置しておけ。」

と言われてしまうよう事が多いようです。
まぁ、言い方は医師によって様々だと思いますけどね。以前は、なんとかしようみたいな対応もあったみたいですけど、基本的にはどうしようもないという事で知らぬ存ぜぬの立場をとる医師が増えてきたのかもしれません。

起立性調節障害の根本的な問題は呼吸がうまくできていないということです。
こんなはっきりと正解を書くと、どこかのエージェントに暗殺されてしまうのではないかと以前は心配していました。でも、どうやらそのエージェントたちの管理者は本当に起立性調節障害の事を何にも理解していないようですね。確かに、今、医師たちが考えている理想の治療を続けていると起立性調節障害の子供はどんどん増えるでしょうし、子供だけでなく大人でも同じような事は増えてくるでしょう。

当然ですが、呼吸ができていないといっても死なない程度には呼吸をしています。
日常的に聞く言葉を使うのであれば、

「呼吸が浅い。」

という事です。
以前なら、こういう表現を使うと、

「それじゃ深呼吸すればいいのか。」

みたいな人がたくさん現れてうんざりしていたものです。

「深い呼吸をする。」

と言葉にすれば簡単です。

ヨガスクールに通って一生懸命に深呼吸したとします。
自分自身では深呼吸している思っているかもしれませんが、それって本当に深呼吸ができているのかという事をどうやって判断しているのでしょうか。ほとんどの人は、深呼吸というのは、横隔膜を下げてお腹を膨らませて息を吸い込む事だと考えているのでしょう。でも、呼吸というのは肺に吸い込んだ酸素を血液に混ぜてそこから心臓の運動で、全身に、手先、足先、頭の先までくまなく酸素を届けるという事です。呼吸の浅い人が、突然ちゃんと呼吸できたりすると体温が上がってくるとか、運動能力があがるとか、眠りが深くなるとか、わかりやすい変化がすぐに起こります。

試しに深呼吸して手や足が温かさを感じるか試してみるといいでしょう。
感じることができなければその呼吸には何かしらの問題があるはずです。それはどこにあるのか、血液の赤血球が少ないのかもしれないし、心臓の動きが弱いのかもしれない、そもそも横隔膜をいくら引き下げても肺の中に酸素がうまく入っていないかもしれません。

常に意識をしていないと、すぐに呼吸が浅くなる人もいます。
体になにか問題があって、汗をかいたりヨガをしているときは深く呼吸ができたとしても、家に帰ったらすぐに元通りにもどってしまう人もいるわけです。

鬼滅の刃に登場する鬼狩りたちは、全集中の呼吸とって常に体の能力を最大限に発揮する事ができるように訓練をしていました。マンガやらアニメをみればわかると思いますが、当然ですが、誰にでも修得出来るような技術ではありません。

「起立性調節障害で、朝起きる事ができなくて学校へ通えない。」

そういうお子さんへ、

「深呼吸すれば大丈夫。」

なんていうのは、

「全集中の呼吸を身につければ治る。」

と言っているのとほぼ同じ意味になります。
体を十分に動かせないような子供たちに命がけの修行をさせる気があるのでしたら止めはしませんけどね。

さて、話を本題に戻します。
どうして起立性調節障害の子供が増えているのかというと、答えは、

「呼吸が浅い方が寿命が延びるからです。」

これが現在の医療の大きな問題点です。
人が生きるというのは、命というロウソクに火を付けているようなものです。当然ですが、激しく燃えれば早く燃え尽きます。だから、激しく燃えるような生き方をした人は早くのその寿命を全うするのです。ところが、現在の医療では、

「長く生きれば長く生きた分、幸せになる。」
「死んではいけない。」

という考え方で治療が行われています。
結果として、命のロウソクの火を小さくしてしまうのです。このロウソクの火の大きさが元気だと考えるとわかりやすいでしょう。死なない程度に元気を奪う事が、多くの人たちにとって幸せであると考えられているわけです。

元気のない10代までの子供なら起立性調節障害と言われます。
大人になったら引きこもりとかニートとか言われ、老いたら寝たきりと呼ばれます。出世魚みたいなもので中身は同じなのに、呼び方が変わる訳ですね。

だから、私は、

「早く元気になって、とっとと死んでしまえ。それがあなたにとって最も幸福な人生だ。」

といつもアドバイスをしています。
でも、ほぼすべての人が寝たきりは絶対に嫌だというのに、死にたくないと考えてしまって寝たきり一直線の生き方を選びます。

起立性調節障害は、頸椎6番、胸椎1、2番、4,5番に問題あります。
いくつもの骨を原因としてあげなければいけないのは、起立性調節障害という言葉が意味する範囲が広すぎるからです。先に述べたとおり、呼吸がうまくできていないというのはいくつもケースが考えられるので、ケースバイケースというのが現実です。この言葉を考え出した人は、起立性調節障害というものについて何にも理解しておらず、

「よくわかっていないもの全般を起立性調節障害と名付けました。」

というだけの事でしかありません。
人間というのは、大きな建物の中で白衣をきて偉そうにふんぞり返っている人に何かを言われるとおかしなところがあっても納得してしまう性質があります。だから、疑問すら持てないのでしょうけどね。

関連カテゴリー< 無気力、不登校起立性調節障害
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