ブログ「日々整体」

花粉症のメカニズム

「花粉症は花粉が原因である。」 

ほぼすべての人の共通認識でしょう。 
しかし、ちょっとだけでも掘り下げて考えてみてください。日本中の杉の木が花粉を飛ばしたからといってすべての日本人が花粉症に苦しむ訳ではありません。すべての人が花粉に対してアレルギー反応をする訳ではありませんから、花粉症の人がいくら増えてたといっても一定の割合の方が花粉症に苦しむだけの話です。 

そして、 

「アレルギー反応は生まれついての体質なのだ。」 

と多くの人が思い込んでいます。 
私の印象だと、医者がこのような説明をしているのを聞いた事がありませんけどね。彼らにとっては勘違いさせた方が都合がよいのでちゃんと説明をしていなかったり、その勘違いを訂正をしないのではないかと悪意を感じるケースすらあります。 

アレルギー反応の検査はできるようですから、その結果をみて、 

「私にはこのようなアレルギーがある、そしてそれは死ぬまで変わらないのだ。」 

と思い込んでいるようです。 
同じ思考の流れで自分は花粉にアレルギーがあるから自分は花粉症であると思い込んでしまうようです。生まれついての花粉症の持ち主がそのように思い込んでしまうのは仕方がないかもしれません。しかし、成人してからとか、老齢にさしかかってから花粉症に悩み始める人もいたりします。そういう時は体質がわかったという事になるのでしょうかね?花粉に対してアレルギー反応がでるようになるという事はあるのに、その逆はないと思い込んでしまうのは私には不思議でなりません。 

アレルギー反応は神経の緊張状態が起こす物です。 
目の神経が緊張していると目が花粉に過敏に反応して涙がでてきます。そして、鼻の神経の緊張が強いと鼻の粘膜に花粉がついたときに鼻がそれに過敏に反応しすぎて鼻水がでてくるのです。

ただ、目にゴミがはいったときに涙で流しだそうとする反応は正常なものです。そして鼻の穴に埃が入ったときにくしゃみや鼻水をだしてそれを鼻の中から外に出してしまおうとするのもやはり体の働きとしては正常なものです。つまりアレルギーというのは、このように異物を体の外に出そうする働きが過剰に働いているという状態だということです。目や鼻の神経が通常の状態より過剰な緊張状態にあるというだけの事です。 

その緊張がより強いものだと病気に変わる事があります。 
目だったら緑内障や白内障、鼻だったら蓄膿症だったり副鼻腔炎だったりといった具合です。病気というのは総じて神経の緊張が強くなりすぎた時に起こってくるものなのです。整体で病気が治る訳がないと考えている人は、一回ぐらいはじっくりと考えてみる事をおすすめしますね。 

花粉症の方が、花粉への過剰な反応を適切な程度に静めようと思った場合、調整する骨は目だったら頸椎2番、頸椎鼻だったら3番になります。身体感覚のすぐれた人であれば、目を左右に動かすときに頸椎2番が動くとか、鼻をくんくんと動かす時に頸椎3番が同時に動いている事を知覚できる人もいるかもしれません。 

大半の人はわからないでしょうから、補足をしておくと頸椎2~3番の緊張は三叉神経を経由して目や鼻の神経に影響を与えます。イメージできない人は、三叉神経で検索をかけてみるといいでしょう。三叉神経は目や鼻の周囲に伸びる神経の束ですのでその神経の緊張が過剰になると花粉症になるのです。 

余談ですが、歳をとって花粉症になるケースがあるのは、老化というのは頸椎の弾力を失うというのと全く同じ意味だからです。だから若さを保ちたいと考えている人は、頸椎の弾力を保つためにはどうすれば考えるとよいのです。

もしこの話にピンとくるものがあれば相談にきていただくとよいでしょう。 

「私の一生は花粉症と向き合う事だ。」 

なんて具合に、花粉症に苦しむなんてのは私にはナンセンスとしか思えません。 
寿命が尽きるという時にそうなってしまう事はあるかもしれません。しかし、普通に暮らしていれば、それなりの配慮をしていれば頸椎は簡単に狂う物ではありません。一回、治まってしまえばそうそう再発なんてことにはなりません。
関連カテゴリー< 花粉症
<戻る | トップ | 次へ>
出張整体
品川での整体指導予約受付中
名古屋での整体指導予約受付中

RSS

月別

自律神経整体院

京都府長岡京市天神1丁目1-56
ながおかスタジオビル2F
(阪急長岡天神駅から徒歩1分)


075-954-0036