ブログ「日々整体」

全生と健康と

長寿必ずしも健康でない、しかし全生といふことは、真の健康者以外には不可能な事である。

(意訳)
長寿は必ずしも健康である必要はない、しかし全生という生き方は、真の健康者以外には不可能な事である。


実は健康ではない方が長生きであるというのが事実です。
この点はほぼすべての人が勘違いをしています。 親の介護なんかを経験した人ならわかると思うのですが要介護の状態心臓が止まりにくいのです。必要な栄養を摂取してずっと安静にしているのですから当然です。 

介護を続けていると、 

『弱っているのになかなか死なない』 

なんて思う事がある事でしょう。 
実際、介護を経験した人にきいたらほぼ100%同意をしてもらえます。ほとんどの人は実際に口にすることはないと思いますが、介護を苦にして自殺なんていう事件が実際にあるのはどうしてなのかちょっと考えてみればわかるのではないでしょうか。

現在の医療は健康という言葉の定義がかなりおかしくなっています。 
医療における健康という言葉は、 

『心臓が止まりにくい』 

という状態を意味しています。 
だから寝たきりである状態を良しとするのです。でも、介護を受けている人たちがどういう状態かをよく考えてみてください。自分の考え、意思というものをもたず、歩くどころか、自分の力で食事を食べることもできません。人間のもっとも幸せな生き方は全生であると考える私からすると、そんな状態は生きているとは言えません。 

私は泣いたり、笑ったり、苦しんだり、喜んだりしながら、熱心に生きてそして最後は、息子に、 

「俺が死んだ後は、俺の墓の事なんて考えないでいいから自分の好きなように生きるんだぞ。」 

といって死んで生きたいと考えています。それが私にとっての全生です。 

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