眠りにおいて大切な事
2021年02月02日
ネットで睡眠に関わる記事を見かけました。
「眠りに関する7つの勘違い。」
とかいうような、頻繁にみかける見出しだったと思います。
その中の1つに、
『リラックスしましょう。そのためにヨガやストレッチをやりましょう』
なんてのが書いてありました。
私は例によってくだらない記事だと思うわけです。
そもそも、
「リラックスするってどういう事ですか?」
という点をはっきりさせないまま語られてしまっています。
人間がリラックスするとアルファ波がでるとか、1/fゆらぎが大切だとか、そのためにはクラシックを聞くのがいいとか、心を穏やかにして深呼吸するのがいいとか、まぁ、いろいろうんちくがあるわけです。
でも、よく考えてみてください。
音楽はクラシックじゃないとダメなんですかね?ロックやヘビメタを聴くとよく眠れるなんていう人も現実にいるわけです。実際、学生のころの私はボン・ジョビを聞くとウトウトしはじめてほぼ必ず眠りに落ちていましたけどね。
だいたい、
「リラックスするためには静かにして心を落ち着けなくてはいけない。」
なんていうのがおかしいと思っていいのです。
確かに、眠りに入るときにはそうかもしれませんけど、寝る前から心を落ち着ける必要ってありますかね?例えば、昼間、遊び回ってくたびれきってしまえばよく眠れる訳です。今は冬ですけど、夏の熱い日に河原でバーベキューした日の夜とか、家族で公園にでかけた後とか、前後不覚といっていいぐらいぐっすりと眠れた経験はありませんか?
テンションあげて活動をしていれば疲れてよく眠れるのです。
つまり、リラックスしたいのであれば、ある程度疲れればいいだけなんですよ。だから、緊張していはいけない、力を抜いて穏やかでなければいけないなんていうのはおかしいのです。むしろ、緊張することをした後のほうがよく眠れるはずです。
だから、昼間、お茶菓子食べながらずっとテレビみていましたという人が眠れないなんて言い出したら、
「そんなのは当たり前だ。」
と突っ込みをいれなくてはいけません。
そんな風に、ずっとリラックスしている人はよく眠れるかというと逆に眠りが浅くなってしまうことでしょう。当然ですけど、そんな人がヨガとかストレッチとかしたって意味はないと思っていいでしょうね。
だから、眠れないというのであれば、まずは熱心に仕事に取り組むのがはじめの第一歩に来なければおかしいのです。仕事がないのであれば、ジョギングでも、ウォーキングでも体を動かして疲れるのが一番てっとりばやいでしょうか。このときに、どうしても仕事に集中できないとか、運動を継続できないとなれば私のような人間の存在が必要になってくるのです。
あと、あれこれ悩みがあって気持ちが落ち着かないなんてのは私にも普通に起こることです。
だから、まったく寝付けなくて困った日もあるし、悩み事が長引いてずっと悶々とする日々を過ごした事もあるでしょう。そういうのを、
「ヨガやストレッチでリラックスしましょう。」
簡単に片付けるのはちょっと違いますね。
もっと言うなら、私にだって酒を飲んで寝るしかないなんていう日はあるわけです。だから、何をしても眠れない日はあるし、そういうのは別に異常でも問題でもないとまずは考える事です。
眠りについてはいい加減な記述を頻繁にみかけます。
眠れないのはなぜか、それは簡単で、
「気持ちが落ち着く状態ではないから。」
というのがほとんどです。
体の中がぐちゃぐちゃ、例えば天候が崩れて荒れた海を想像してみてください。
そんな状態で深呼吸、ヨガやストレッチをしたぐらいじゃ落ち着く事はありません。つまりリラックスできない状態であるという事が問題だという事で、そこをすっとばして訳知り顔で語る人が多いという事に注意が必要です。
眠れない時は、まず起きておくことですね。
たまに寝ておかないと病気になるとやらと不安になる人がいますが、2~3日眠れないぐらいで人間の体はどうにかなったりはしませんから心配いらないです。そして、ちゃんと眠れなければ体が辛いのは当たり前の事です。その当たり前をちゃんと受け入れて、どうしても眠れない日が続くようなら、私のような人間のところへ相談にいくことです。
あと、薬では意識を失っているというだけ睡眠とはまったく事なる状態です。
安易に睡眠導入剤に頼ると辞められなくなって人生そのものが狂ってしまいます。そんな事にならないようにして欲しいと思います。