客観的に自分をみた話
2019年08月06日
ある日、
「耳鼻科にいって、ほっておくと耳が聴こえなくなるから、薬をちゃんと飲むように。」
なんていわれたそうですが、
「医者がいまいち信用できないし、薬も嫌だから飲んでない。」
なんていう人がやってきました。
いわゆる突発性難聴というやつで、耳鳴りもかなりきつめに鳴っているようです。
平たく言うと非常に私の考えに近い方といえるのです。
しかし、実際にそういう人が目の前に現れた時に、私は、
ドン引き
しました。
それで、
「私に接した人は私にこういう印象を持つわけか・・・。」
と、いうことに気が付かされたわけです。
似たもの同士は反発するといいますからそのせいかもしれません。
ただ、ちょっと掘り下げて話を聞いてみたら、それなりに筋の通った考えをもっておられる方でした。だから、むやみに医療に対して不信感をもっているというわけではありませんでした。
医療に対する考え方は人それぞれでいいのじゃないでしょうか?
ところが、今は、医療に対して120%信頼して自分と自分の家族の体を全て託さなければならないみたいな風潮があったりします。
例えば、
「子供が熱をだしたときにどうするか?」
というケースです。
病院に連れて行かないのは虐待だとか言われるケースが増えてきているように感じています。病院は全知でも万能でもないのですし、ついさっきこられた方なんかは、
「風邪なんか長くても2日寝ていれば治る。」
と言っていました。
薬で強引に症状を抑え込むのをよしとせず、本人の体の治癒力で治すのがいいなんて考える親がいたって別にいいと思うのです。ところが、それを許さない人がかなりいたりします。
起立性調節障害なんかは医療のやり方が原因で起こっているケースがあります。
ほかでは、ニュースになっていましたが、ネプチューンの名倉潤さんはお医者さんの言うとおりにしたら仕事ができなくなりました。これ、私は同様の事例をいくつもみていますのでどういうことが起こっているかは四面楚歌の方に書いておきました。さっき述べたとおり医療が全知でも万能でもないという例はいくらでも転がっているわけです。
それで、ドン引きしてしまった理由ですが、盲目的に医者に身も心もすべてを投げ出さなくてはいけないというのと逆に、
「医療はまったく信ずるに足りない。」
と言ってるように最初は感じてしまったのだろうと思えます。
「極端な物言いは相手をドン引きさせるのだなぁ。」
と、ちょっとだけ我が身を振り返って反省してみようと思いました。