運動不足という気分だけの言葉
2015年04月02日
「運動不足だから運動しなさい。」
ほぼ全ての人が言われているのではないでしょうか?
ところが、何を根拠に運動不足であると判断しているのかについては非常に曖昧です。そして、誰も運動不足について掘り下げて考えたりはしません。
運動の専門家が、体の状態をチェックして、
「この体は運動不足である。」
と判断するような事もありません。
判断するのは、たいていの場合、運動のことなどまったく知らないお医者さんだったりします。その根拠など、
「体を動かしていますか?」
という質問にいいえと返事をしたという程度だったりします。お医者さんに運動不足だと言われた人にきいてみたら、ほとんどの人がそう答えます。
体は単純に動かせばよいというものではありません。運動のやり方や考え方を間違えているせいで体を壊している人など珍しくもありません。
「運動とはどういうことか?」
「どの程度体を動かせば運動したといえるのか?」
「どれぐらい体を動かさないでいれば運動不足なのか?」
「運動不足というのは体がどのような状態になったときの事をいうのか?」
考えたことがあるでしょうか?単なる気分で、自分は運動不足であると考えているのではありませんか?
例えば、腕ぐるぐる回す運動というのを考えてみましょう。
腕を動かす運動で意識しなければいけないのは肩甲骨です。でも、ラジオ体操をやるときに肩甲骨を動かすように腕を回している人は少ないでしょう。ただ単にぐるぐる腕を回したって疲れるだけで運動したとはいえません。
運動不足の場合、自律神経の4側というところが悪くなります。
4側が悪くなっていれば運動不足なのです。しかし、全く運動などしていない、家の中でいつも本を読んでいるという人でも4側が悪くなっていなければ運動不足ではありません。また、運動していてもうまく体を動かせていなければ4側が悪くなるので運動不足になることがあります。
私は通勤のときに悪いので逆に壊してしまっている女性の方ををよく見かけます。
突然、声をかけて、
「その歩き方では駄目だ!」
というわけにもいきません。
運動不足という気分だけの言葉に振り回されないように注意して欲しいものです。
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