ブログ「日々整体」

ゴマと油でゴマかす肝機能

テレビをみていたら有名人が、悪玉コレステロールについて説明していました。


「食べ過ぎ飲み過ぎていると肝機能悪くなって不活性酸素が増えてしまう。その結果、血管の中に悪玉コレステロールが溜まってしまい。心筋梗塞などの原因になる。」

というような内容でした。
しかし、その結論が、

「オリーブオイルを食べるようにすると悪玉コレステロールを分解してくれる。ごま油を積極的に食べましょう。」

というものでした。
そして、豆腐にオリーブオイルをかけて食べるレシピを紹介していました。

私がこれを見て思ったは、


「食べ過ぎて体がおかしくなっているのに、それをさらに食べてごまかせというのか。」


ということです。
余談ですが、ごまかすという言葉はゴマをかけて味を追加するという事が由来です。テレビでは、
豆腐にゴマとオリーブオイルをかけて食べていました。このレシピを考えた人はずいぶんな皮肉をこめたものだなぁと思ったものです。


食べ過ぎ、飲み過ぎで体を悪くしているのなら、まっさきにやるんことは、


「食べ過ぎと飲み過ぎを辞める。」


そういう発想にならなければおかしいと私などは考えます。


さて、自律神経の働き方からこの問題にアプローチしてみます。
食べ過ぎ、飲み過ぎをすると、内臓としてはまず腎臓の働きが悪くなります。その結果、交感神経の働きが悪くなります。交感神経の働きが悪くなったら、副交感神経の働きがかわりによくなると思うかもしれません。しかし、両方が悪くなります。自律神経の働きはよくシーソーで説明されますが、そのシーソーの軸が痛むと考えてもらうとよいでしょう。

その食べ過ぎが習慣化してしまうと肝機能が悪くなってきます。
肝機能が悪くなるというのは相当な食べ過ぎなのです。そうなると、テレビでいっていたように、不活性酸素が増えて、悪玉コレステロールが増えてという状態になります。私はこのような人には、


「食べ過ぎている、飲み過ぎている。」


といって内臓の働きを整える整体と食生活の指導を行います。
ただ、ここまで来るとまず間違いなく、自分が食べ過ぎていることがわからないところがポイントでしょうか。


「私はそんなに食べていない。小食です。」
「1日缶ビール一杯しか飲んでないから飲み過ぎのはずがない。」


肝臓の機能が低下した状態でこんなことを平気でいっています。自律神経の働きが悪いので体の感覚がにぶく自分の体が悪いことがわからなくなるのです。


さて、


「こんな状態の人が一生懸命にオリーブオイルを食べて健康にもどるか?」


考えてみて欲しいものです。
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子供が思い描く夢

息子がもうすぐ小学生になります。
幼稚園の同級生たちは、小学校での目標というのを紙に書いて張り出したそうです。
すると、何人かの子供が、

「テストで100点とりたい。」

と書いたそうです。
それをきいた私は、

「それはその子供が本当にそう考えたのではないだろう。」

と感じました。

夢や希望というのはどこから来るか考えた事はあるでしょうか?
私は、それらは好奇心からくるものだと考えています。運動に興味を持つ子供はスポーツ選手を夢見るでしょう、しかし、運動に興味をもったからといって運動能力が必ずしも備わっているとは限りません。その場合、スポーツの記事を書くライター、解説者になる、スポーツトレーナーになる、スポーツ好きが集まる施設を作る、女の子だったらスポーツ選手のお嫁さんになりたいと思うかもしれません。

絵を書く事にことに興味を持つ子供もいるでしょう。
同じように、絵に興味をもったらからといって画家になれるわけではありません。絵といっても今の世の中なら様々な絵に係る仕事があります。漫画家、イラストカットを書く、広告デザイン、服のデザインなどなどあげていきえば切りがありません。

工作して物を作る事に興味をもった子供はどうでしょうか?
自動車、電車のような乗り物からはじまって、おもちゃ、電化製品、工具、ロケットなどなど上げていけばきりがありません


さて、小学校での目標に、


「テストで100点とりたい。」


と書いた子供はいったい何に興味をもっていたのだろうか?
と、考えてみたのですが何も思い当たりませんでした。もしかしたら、本人と話す機会があったらわかるかもしれませんが、伝え聞く限りでは、

「親がそう言わせている。」
「なにかのテストでいい点をとって褒められたのが嬉しかった。」

のどちらかしか思いつきませんでいた。
いずれにしても子供が自分の好奇心を見失っているのではないか?と私は感じました。

さて、人の体は、自分の好奇心から行動しているときは、自律神経の働きがよくなって元気になります。当然、集中力も持続力も高まりますからどんどん成果があがります。


「好きなことを仕事にする。」


という考えは人間の体のこういう特徴に沿った考え方ですね。
さて、ここでもう一度考えてみましょう。


「テストで100点とりたい。」


と書いた子供は本当に100点が取れるか?
子育てしている方は1回考えてみれもらってもよいかもしれません。
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健康だった人が病気になる瞬間

つい3日前のことです。

「あぁ、こういうことか。」

という気付きがありました。
私の整体がレベルアップしたといえるでしょう。整体技術というのは道具みたいなものです。使い込めばどんどん使い勝手のよくなる道具ですが、その使い手が進歩しなくては道具の真価は発揮されません。

レベルアップしたのだからいいことばかりだと思うかもしれませんが、妙な事が1つ起こりました。それは、

「いままで健康だった人が病人になった。」

ということです。

一人は耳鳴りの方でした。
最初、相談にこられた頃と比べればずいぶん音が小さくなっていたいのですが、たまに耳鳴りが大きくなる事があると整体にこらてました。そして、今回いままで気づけなかった異常を見つけてしましました。これまで、

「体には問題がありません。」

と私は言い続けていた方だったのに急に問題がみつかったというわけです。


もう一人はずっと元気だったのに昨年末から体の調子がくるってしまい、肩がこったり、胸がむかむかしたりというのがいまひとつすっきりしないでいた方です。

「体を冷やしたようだけど、おおむね問題ないと思ってもらっていい。」

という説明をしていました。
ところが、やはりこの方の体にも異常をみつけることができました。
私自身の技術の向上のせいで、健康だと思って生活していた人が急に病人になってしまったわけです。

私が進歩することで病人になるというずいぶん皮肉なことが起こったというわけです。
まぁ、これらの方にはその異常を解消して健康になってかえってもらいましたけどね。耳鳴りの音は整体中に小さくなりましたし、後者の人は整体をおわったときの顔色がこれまでとまるっきり変わっていたので問題は残っていないでしょう。

このような事はこれまで何回も経験しています。
私との付き合いが長い方は、

「またか、また言うことがかわったのか。」

と慣れたものですが、日が浅い方は逆の事を言い出すので、

「これまでと言ってたことが違うではないか。」

今回は何人の人がこのセリフを口にするか?私の中でちょっとした賭け事がはじまっています。
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腕の運動について

最近、腕の運動に特に注目して体をみています。
昨年は、ずっと足首に注目していたのです。足首のさえ整ってしまえば体は全部よくなってしまうと感じていたのです。足首というんは全身の運動に関わる関節ですのでそういう事ができてしまいます。しかし、どうもうまくいかないという事でつきつめていくと手首にたどり着きました。


体はかなり整っていても手首が狂っているのです。
本当に些細な問題と感じるので、いままで見過ごしてしまっていたのです。一見、問題ないように感じるのでいままで気づけずにいました。

たいていは足首の狂いをただせば、手首の狂いも治ってしまいます。
しかし、どうしても残ってしまう人がいます。

「腕の使い方が悪い。」

いうことはわかっていたのですが、足首の狂いがそうさせるのだと考えてしまっていたというわけです。


「かなりよくなったのだけど、最後の最後で何かが邪魔をしてすっきりしてくれない。」


そういう方の手首を正すと、体ががらっと変わますね。
さしあたって、興味深い例というと、1年以上続いていためまいがほとんどなくなったという方がいます。


「腕の使い方が悪い。」


という事が原因でめまいが止まらないとう方がいるです。
腕の使い方などあまり他人と比較することがないのでまず気がつくことがないのではないでしょうか?腕の使い方が悪いと、体の負担がおおきいので自律神経のバランスが狂ってくるのです。


体を動かすということ

「運動不足なので動かした方がいいですか?」

とよく質問されます。
運動というと、ジョギングしたり、ウォーキングしたり、泳いでみたり、筋トレしたり、踊ってみたりと、そういうものを運動だと考えてしまっているのでそのような質問がでるのでしょう。

運動というのは本来そういうものではありません。
プロの演奏家の方の話を1つ紹介しましょう。体にはなんの異常も感じないし、演奏も自分の思い通りにできているのだけど、60歳になったので念のためにと健康診断を受けました。

その結果、


「運動不足のようなので運動するようにしてください。」


と言われたそうです。
まだまだ現役で演奏したいと思っていたので、ジムにいってトレーニングをはじめました。すると腰を痛めて演奏がうまくできなくなってしまいました。

なんの問題もなかったのに余計な事をして体を壊した典型的な例です。
理由は簡単で、この人にとっては演奏するということが運動になっていたからです。だから、60歳になるまで体にはなんの問題もなく元気に演奏できていたのです。

ほとんどの人が、


「運動とは体に負荷をかけて疲れる事。」


と考えているのではないでしょうか?
だから、運動の専門家ではないのに安易に運動をするめている人がすくなくありません。無意味に体に負荷をかければ体を壊すのは当たり前のことです。

人によっては、じっと座って将棋の次の一手を考えるのも運動です。ゆったりした椅子にすわって本を読むことも運動になりえます。


「そんなことをしていたら肩がこってしまう。」


と考えるような人は、週末に登山などを楽しむようなタイプの人です。
体質によって、その人の向いている運動というものがあるのです。無闇に体を動かせば健康になるというほど運動は単純なものではありません。
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